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» 2018年06月20日 06時00分 公開

清水建設が600億円を投じ、豊洲でオフィスとホテルを一体開発

清水建設は、豊洲六丁目に大規模オフィスビルと客室数500室以上のホテルの複合開発を計画している。同社にとっては過去最大となる600億円を投じ、2019年春に着工し、2020年度内の完成を目指す。

[石原忍,BUILT]

 清水建設は2018年6月18日、自社の開発・設計・施工で、東京ガス用地開発が所有する東京都江東区の「豊洲六丁目4-2街区・4-3街区」で、大規模賃貸オフィスビルと、エリア最大規模のホテルを核とする一体的な複合開発を計画していることを公表した。総延べ床面積は約11万6000m2(平方メートル)。

11階建てオフィスビルと、14階建てホテルの複合開発

 2018年6月18日の都市計画決定を経て、2019年春の着工、2020年度内の竣工を目指す。投資額は約600億円に上る見込みで、清水建設単独の開発プロジェクトとしては過去最大規模となる。

 建設予定地は、東京ガス用地開発が開発を進めているエリアの一部で、清水建設は土地を賃借して開発事業を実施する。

計画地周辺図 出典:清水建設

 立地は、東京駅から4km(キロ)圏内に位置し、ゆりかもめの「市場前」駅に隣接する他、首都高速道路「豊洲I.C.」にも近い。計画では、オフィス棟とホテル棟の建設以外にも、この交通利便性を活用し、両棟の間に、高速バスや路線バスが発着可能な交通広場も整備する。さらに、交流・にぎわい施設や歩行者ネットワークの整備などにも取り組み、豊洲地区のまちづくりに貢献するという。

オフィス棟(4−2街区) 出典:清水建設

 オフィスビルは、オフィス、店舗、交通広場、駐車場で構成。構造・規模は、S造(免震構造)・地上11階、塔屋1階で、延べ床面積は約8万4000m2。敷地面積は約1万6170m2。

 オフィス階では、「多様性・機能性・快適性」を追求し、テナント企業が自ら新しいワークプレースを創出できる環境を提供する。約2000坪のフロアには、大きな床荷重に耐えられるように補強した広範なヘビーデューティーゾーンや給排水対応スペースを設け、フレキシブルなレイアウトに対応する。

 他にも、スタジオや研究開発施設、ショールームなど多様な利用方法ができる天井の高いフロアも配置。環境面では、緑と水辺の周辺環境を生かしたオフィスワーカーの健康・快適性に配慮した付加価値の高い環境を構築し、WELL認証(世界初の建物・室内環境評価システム)の取得を目指す。

ホテル棟(4−3街区) 出典:清水建設

 ホテル棟は、ホテル、店舗、駐車場から成り、構造・規模はS造・地上14階、塔屋1階で、延べ床面積は約3万2000m2。敷地面積は約8300m2。

 客室は、今後の増加が見込まれる豊洲周辺エリアでの観光・ビジネス客の宿泊需要に応じるため、エリア最大規模の500室以上を設ける。最上階には、「水辺の景観を生かしたアーバンリゾート」を掲げた大浴場を併設する。ホテル運営は、共立メンテナンスが担当する。

 オフィス、ホテルともに、隣接街区の「東京ガス豊洲スマートエネルギーセンター」からの熱供給を活用し、建物側に設置するコージェネレーションシステムの一体運用により、省エネルギー・省CO2を図っていくとしている。

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