京王電鉄が岩手県でメガソーラー事業、2カ所で2.8MW太陽光

京王電鉄が岩手県宮古市内の2カ所でメガソーラー事業を実施。2カ所の合計で年間900世帯分に相当する発電量を見込む。

» 2018年06月28日 11時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 京王電鉄は岩手県宮古市内にある2カ所の同社所有地で、2019年秋から太陽光発電事業を開始すると発表した。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」を利用した売電事業で、環境にやさしい電気を生み出す太陽光発電所として保有資産を有効活用する事業で、再生可能エネルギー導入を推進する宮古市の政策にも沿う取り組みとなっている。

 発電所の面積は4万7088平方メートルおよび1万7373平方メートルで、この2カ所に合計1万1488枚の太陽光パネルを設置する。発電能力は2872kW。年間発電量は一般家庭の使用量約900世帯分にあたる300万kWh(キロワット時)を見込む。

 宮古島市は2013年に「再生可能エネルギーマスタープラン」を策定し、太陽光発電や風力発電、中・小水力発電の導入拡大を推進している。2019年度中に再生可能エネルギーによる電力自給率30%を目指す方針だ。

 京王電鉄では、これまでも神奈川県相模原市緑区の社有地(4938平方メートル)で2015年2月に発電所を開設し、太陽光発電事業を実施している。この発電所は1021枚の太陽光パネルを設置し、発電能力は302.21kW。年間発電量は一般家庭の使用量は約90世帯分にあたる31万7000kWhを想定している。

神奈川県相模原市の太陽光発電システム 出典:京王電鉄

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