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» 2018年08月08日 06時00分 公開

IGAS 2018:設計図面を自動で180度見開きの“観音製本”に

製本機械の設計から、製造、販売まで手掛けるミタニは「IGAS2018」で、建設用設計図面を180度2つ折りにした“観音製本”専用マシン「Mitabest」を実機展示した。

[宮城谷慶一郎,BUILT]

 ミタニは、建築・土木の設計図面の2つ折り観音製本専用マシン「Mitabest」を「IGAS2018」で実機出展するとともに、来場者に向けて製本サンプルを無料配布した。

「Mitabest」実機

 Mitabestは、設計図面の貼り合わせ速度が最大で毎分100枚を越える観音製本専用機で、紙サイズは見開きA2、A3を2つ折りしたA3、A4の2種類の製本に対応している。従来の観音製本は、のり付け位置が全面ではなく背と小口の両淵一定幅だけ、かつ貼り合わせる用紙は薄手で腰も弱いため、手貼りによる作業が一般的であった。これを完全自動化したことで、手作業で一冊製本するのに10分ほど要していたものであれば、わずか30秒で完成し、400%を超えるほど作業効率の向上が見込めるという。

ミタニのブース全景

 2つ折り観音製本とは、建築・土木・設備といった建設関連の設計図面を同じ用紙でコピーし、その用紙の印刷面を内側にして中央より2つ折りで丁合。折丁図面の印刷されていない片面の背と小口側の両淵から10〜20mm(ミリ)の一定幅に一枚ずつのり付けし、“袋とじ”のような状態で重ね貼りするものである。設計図面の変更時に差し替えなどを容易にするため、このような製本方法が採られている。

メッシュローラーユニット 出典:ミタニ

 Mitabestの主な特徴としては、まず筐体寸法が平面900×1200mmの1m2(平方メートル)で高さも1500mmと、コンパクトサイズである点が1つ。次に、ドット模様でのり付けできる「メッシュローラーユニット」を採用し、薄手で腰の弱いコピー用紙の製本にも対応していることが挙げられる。

 さらに、薄いコピー用紙の“2枚取り”を防止する独自開発の機構に加え、検知センサーも同時搭載し、異常発生時には瞬時にマシンをストップ。自動製本では完全に防ぐことが難しいミスから生じる作業ロスを最小限に抑えている。

 マシンスペックは、重量が900kg(キロ)、動力は2.265kW(キロワット)、電源はAC200V3相で50Hz/60Hz。

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