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» 2018年09月10日 13時00分 公開

建設・測量生産性向上展:建機を遠隔操作?ゴム人工筋肉12本を装備したロボット「アクティブロボ SAM」 (1/3)

建設機械レンタル大手のアクティオは、建機に搭載する無線操縦ロボット「アクティブロボ SAM」のレンタルサービスを行っている。

[石原忍,BUILT]

 各種建設機械のレンタルを行っているアクティオは、建機に搭載して遠隔操作できる「アクティブロボ SAM」の実演デモを2018年8月28〜30日に幕張メッセで開催された「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」で行った。

衝撃性・振動性・防塵性に優れるゴム人工筋肉を装備

 アクティブロボ SAMは、既存重機を運転者に代わって、無線で遠隔操縦することを可能にするロボット。建機から離れた場所でコントロールするため、災害発生時の応急復日作業や危険を伴う建設現場など、人が近づけない危険な場所や悪環境下でも、今保有している建機をそのまま運用できる。遠隔操作できる範囲は約300m(メートル)。

アクティブロボ SAMを搭載した重機
アクティブロボ SAMの遠隔コントローラー

 アクティブロボ SAMには、ゴム人工筋肉12本を装備。ゴム人工筋肉は、クロロプレンゴム製のチューブ構造で、圧縮流体の供給圧力に応じて膨らみながら収縮する。質量対出力比はモータ駆動と比較しておよそ倍以上。衝撃性・振動性・防塵(ぼうじん)性などにも優れ、厳しい現場作業でも十分に性能を発揮する。

 サイズは座面高900×全幅750mm(ミリ)で、ロボット重量は約50kg(キロ)。建機の運転席に搭載してから稼働までのセッティングは30分ほどで完了する。ロボット自体は、3分割にして収納できるため、現場までの持ち運びや移動は簡単。駆動は、搭載する建機のバッテリー電源を使用し、長時間での使用にも耐える。

 ロボットとの通信は920MHz無線通信で、他の通信機器との混信を防止。オプションで車載カメラと動画像伝送装置を取り付けることができ、現場事務所など室内からの無線による遠隔操縦も可能だ。カメラはハイビジョンカメラを4台まで増設できる。周波数は2.4GHzで、4画面分割のマルチモニターを使用する。

 安全装置は、作動状態表示ルーフ3色警告灯と警告ブザーを搭載。他に重機エンジンの緊急停止装置、傾斜レベル警告装置、電波障害時の重機自動停止装置などの各種セーフティー機能を備える。

 アクティブロボ SAMの主なスペックは、ロボットマウントフレームは一体アルミ製。エアーコンプレッサーはDC24VまたはDC12V。制御装置の受信機は空気圧ON-OFFソレノイドバルブを内蔵し、防滴仕様となっている。

 アクティオのブースでは他に、建設作業用パワーアシストスーツやVR技術を使った高所作業での不安全行動の疑似体験システムなども出品された。

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