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» 2018年12月06日 12時30分 公開

省エネビル:西松建設が設計・施工した自社ビルで「ZEB Ready」取得

西松建設は自社で設計・施工を行い2018年11月30日に竣工した「NCOメトロ神谷町」で、同社初の「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル) Ready」の認証を取得した。

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 西松建設は自社で設計・施工を行い2018年11月30日に竣工した「NCOメトロ神谷町」で、自社所有施設としては初の「ZEB Ready」を取得した。

2018年11月30日に竣工した「NCOメトロ神谷町」 出典:西松建設

 ZEB Readyは、国土交通省の建築物省エネルギー性能表示制度(BELS :Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)に基づく、再生可能エネルギーを除き、1次エネルギー消費量水準を基準1次エネルギー消費量から50%以上削減したビルに与えられる認証のこと。

 NCOメトロ神谷町は、高効率空調機システムなどの導入により、年間1次エネルギー消費量を、標準的な仕様の建物と比べて53%削減。ビルの構造・規模は、鉄骨造、地下2階・地上8階建て、 延床面積は6349m2(平方メートル)で、中小規模オフィスのZEBモデルとなるビルとして計画された。

 ビル設備では、「高効率空調機システム」「地中熱利用システム」「調光制御ブラインド」など、さまざまな省エネ技術を導入しており、こうした技術の採用は西松建設の設計・施工案件では初めての採用になるという。

 こうした汎用的な製品や技術を組み合わせ、テナントビルとしての使い勝手を保ちながら、省エネ設計を実現。2回線受電や非常用発電、浸水対策、制震構造の採用などの安心・安全の観点にも配慮されている。

 西松建設では、NCOメトロ神谷町でビル全体としてのエネルギー消費状況をモニタリングするとともに、グループ会社が入居するフロアでの実測を継続して行い、データを蓄積。今後は、ZEB設計技術の知見を蓄積し、省エネルギー化にむけた取り組みを積極的に推進していくとしている。

 NCOメトロ神谷町での主な環境配慮技術は、空調系では、高性能low-eガラスによる断熱性能強化をはじめ、高効率空調機、Co2制御による風量制御、ナイトパージ機能付き全熱交換器、地中熱による空調補助、日射遮蔽(しゃへい)ルーバー。照明では、全館LED、昼光連動ブラインドによる照明制御、人感センサーによる照明制御。他に、屋上・壁面の緑化もなされている。

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