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メガソーラーの資産価値を第三者が実証、発電量評価から劣化診断まで:自然エネルギー
全国各地でメガソーラーの建設計画が急増中だ。想定通りの発電量を見込めれば10年程度で投資を回収できるが、安定して運転を続けることは簡単ではない。第三者認証機関のUL Japanがメガソーラーの建設前から稼働後までを対象とする検査サービスを国内で開始する。
UL Japanが提供するメガソーラー向けの検査サービスは3段階の事業化フェーズに対応したメニューで構成する。まず建設前の段階で、メガソーラーの収益性に影響する立地条件や発電量の評価、出力検査を実施する。
次に建設時の段階では、工事完了後の技術的な確認作業がメガソーラーの資産価値を左右することになる。特に重要な点として、発電設備が経済産業省の「電気設備に関する技術基準を定める省令」に準拠して設計されていること、さらに設計図面に基づいて設備が正確に建設されたこと、の2つを詳細に確認する。
運転開始後も性能監視や不良検出、劣化診断などを実施することによって、メガソーラーを長期にわたって安定的に稼働できるようにサポートする。
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