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太陽光だけで料理ができる、燃料不要のクリーン調理器具:太陽光
太陽光だけをエネルギー源として食材を調理できるユニークな製品が登場した。米APPLIED SUNSHINEが開発した製品「gosun stove」だ。食材を入れた真空管チューブを、太陽光を集光する独自形状のリフレクターで包むようにすることで調理が行えるという。日本ではeSPORTSが代理店として販売を行う。
これからの季節、キャンプや屋外でのバーベキューを楽しむ人は多いだろう。そうしたアウトドアシーンに向け、太陽光を使ったクリーンな調理器具が登場した。米APPLIED SUNSHINE社が開発した「gosun stove」という製品だ。スポーツ・アウトドア用品販売を手掛けるeSPORTS(岐阜市)が2016年5月より国内販売を開始した(図1)。
gosun stoveは2013年にクラウドファンディングによる資金調達をサポートする「Kickstarter」で、目標を大幅に超える20万米ドルの出資を集めて製品化された太陽光調理器具。加熱に一切の燃料を必要とせず、太陽光だけをエネルギー源としてさまざまな食材を調理できる。
食材を入れた真空管チューブを、太陽光を集光する独自形状のリフレクターで包むようにすることで調理を行う仕組みだ。従来のパラボラ型太陽光調理器具などとは異なり、組み立ても不要で持ち運びやすい。調理に必要な時間は最短で20分程度という(図2・3)。
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