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沖縄で電気バスが走行、点検整備にヤマトが協力電気自動車

沖縄で船舶代理店業務をおこなう沖縄シップスエージェンシー(那覇市)は、業務に電気バスを導入する。電気バスの導入は沖縄県で初めてという。

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導入する電気自動車 出典:沖縄シップス

 クルーズ客船の船舶代理店業務をおこなう沖縄シップスエージェンシー(那覇市)は、エネルギー、自動車、IT製品などを製造する中国大手BYDグループの日本法人ビーワイディージャパン(横浜市)の製造する電気バス10台を導入し、2017年春から運行を開始すると発表した。電気バスの導入は沖縄県で初めてという。

 沖縄県では2016年度の観光客数が過去最高を更新し、観光関連の産業は拡大を続けており、豊かな自然をはじめとした沖縄の魅力ある資源を生かした観光産業はさらなる発展が期待されている。沖縄シップスは、国内外での環境への関心が高まりつつある状況を踏まえ、那覇クルーズターミナル(那覇市)に寄港する観光客に、排気ガスの出ないクリーンな環境を整えることによる観光魅力度の更なる向上を目指したさまざまな取り組みを検討してきた。

 また、BYDは電気自動車メーカーとしてユーザーの使いやすさを追求し、排気ガスゼロ、低騒音などの特徴を訴求し、2015年2月には京都市に国内初となる電気バスを提供するなど日本国内での電気バスの普及に積極的に取り組んでいる。

 なお、点検・整備についてはヤマトホールディングス傘下で、車両管理サービスを提供するヤマトオートワークス沖縄(YAW沖縄、沖縄県糸満市)が行う。YAW沖縄は運送事業者の「利便性向上」「コストダウン」「コンプライアンス経営支援」をコンセプトに、車両管理や、燃料供給、定期訪問による問診など幅広いサービスを一括して提供してきた実績があるという。

 今回、3社が連携し、沖縄県の観光魅力度向上に向けた電気バスの運用を開始する。沖縄シップスがBYDの電気バスを10台導入し、来春より那覇クルーズターミナルに寄港する観光客の移動をサポートする。導入された電気バスの点検・整備はYAW沖縄が担い、常に安心安全な運行を支援する。電気バスの整備に関しては、ヤマトグループで初めての取り組みとなるという。

 電気バスの導入により、沖縄県を訪れる観光客の方にクリーンな環境を整え、観光満足度の向上に貢献し、観光支援を行う。また排気ガス削減により、沖縄特有の魅力ある自然の保全にも貢献する方針だ。

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