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太陽光パネルの下でブドウを栽培、千葉県でソーラーシェアリング:太陽光
太陽光発電事業を手掛けるe-flatグループが千葉県でソーラーシェアリング事業を開始。太陽光パネルの下ではブドウを栽培する。
太陽光発電事業を手掛けるe-flatグループは2018年4月、子会社のe-farm(茨城県土浦市)が千葉県芝山町で、太陽光発電と農業を同時に行うソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を開始したと発表した。同社のソーラーシェアリング事業は、2017年3月に系統連系および営農を開始した茨城県かすみがうら市の発電所に続き、今回が2件目となる。どちらも太陽光パネルの下でブドウを栽培している。
今回、発電を開始した発電所の敷地面積は1万4226m△△2△(平方メートル)で、発電出力は1000kW(キロワット)、年間141万kWh(キロワット時)の発電量を見込んでいる。栽培するブドウの品種はシャインマスカット。
発電事業者はe-flatで、設計・調達・施工(EPC)も同社が担当している。発電所の運用保守はグループ会社で、低圧・高圧の太陽光発電所およびソーラーシェアリングの管理実績を持つe-karatが担当している。
e-farmは、ソーラーシェアリングを活用して農業の収益基盤を安定化させる取り組みとして「SUN FLOWER PLUS+」を推進している。e-flatグループでは、今後もソーラーシェアリングを積極的に推進し、営農の持続的成長と耕作放棄地の活性化を目指すとしている。
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