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小学生のネット利用、ルールを設けている家庭は52%

» 2004年06月22日 03時38分 公開
[ITmedia]

 「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントと三菱総合研究所は、小学生向けポータルサイト「キッズgoo」においてインターネット利用に関するアンケートを実施した。5月17日〜5月31日、小学生の子どもを持つ保護者を対象にアンケートを行ったもので、有効回答者数は1200。回答者の性別は男性35%、女性65%で、年齢は20代3%、30代51%、40代44%、50歳以上2%。

 これによると約9割がブロードバンド回線を利用しており、昨年7月の前回調査の7割からさらに増加。子供がインターネットを利用し始めた年齢は、1位が小学校1年生で22%、次いで未就学児20%、小学校3年生、小学校4年生はそれぞれ14%、2年生が13%で、4割以上の子どもが小学校1年生以下でインターネットを開始しており、インターネット利用の低年齢化が進んでいる。

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 自宅における小学生のインターネット利用時間は兄弟姉妹も含め、1世帯あたり「週に30分〜1時間未満 」(21%)が最も高く、続いて「週に1時間〜2時間未満」(20%)、「週に30分未満」(19%)と続くが、「週7時間以上」の利用も9%と1割近くおり、ヘビーユーザーとそうでない子供との二極化がみられるようだ。

 また、子どもがインターネットを閲覧する際、「主に母親が子どもと一緒」が17%、「主に子どもが一人で見て、時々母親が一緒」が31%で、父親が一緒に見る割合は「一緒」「時々」の合計で26%となり、全体で74%が保護者と共にインターネットを利用しているといえる。とはいえ「たいてい子供が1人、または兄弟姉妹、友人と」が24%で「主に子供が一人で見て、時々親と一緒」を合計すると子供が1人で見ているケースがある家庭も7割になる。

 家庭でインターネットを利用する際のルールについて、「何らかのルールを設けている」と回答した家庭は52%で、平均して1.5個のルールを設けており、その内容は、「接続時間」(26%)、「閲覧するページ」(22%)、「インターネットを利用する時間帯」(19%)など(複数回答)。逆に「ルールを設けていない」との回答は43%で、子どもが家庭からインターネットを利用する際のルールの策定については、家庭で差があるようだ。

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