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IT部門生き残りのためには変化が必要――Gartner調査

» 2004年10月30日 09時19分 公開
[IDG Japan]
IDG

 IT組織ではコスト削減を追求し続けた結果、ここ数年で60%が少なくとも半数の従業員削減を余儀なくされていることが、Gartnerの新しい調査で分かった。

 この結果を受けてIDCは、「IT部門が生き残るためには、コスト抑制に注力することをやめる必要がある」と警鐘を鳴らしている。

 実際Gartnerは、CIOとIT部門の役割は向こう3年で様変わりし、CIO職の3分の1は完全に消滅してしまうと予想する。

 こうした中で生き延びるため、IT担当幹部は技術的知識を磨くよりも、ビジネスプロセスと関係を管理できる能力を身につけることが必要だ。

 2008までにはIT部門の主力業務は技術よりも、サービスの仲介とビジネス需要の形成になるだろうとGartnerは述べている。

 この変遷を理解できなければ、企業全体としての生き残りも絶大な危険にさらされると、GartnerのITサービス/管理担当副社長、ジョン・マホニー氏は指摘。

 「必要な変化ができない会社はライバルに比べて毎年最大で15%の遅れを取る」と同氏は話している。

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