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接触時間をもっと増やしたいメディアはネットがトップ

» 2005年04月25日 17時34分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は4月25日、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・インターネットサイトの5媒体の利用動向に関するアンケート調査結果を発表した。調査対象は、同社アンケートパネルに登録している15歳以上のインターネットユーザーで、有効回答数は1500人。

 テレビについて1日当たりの接触時間をたずねたところ、46.1%が「1時間〜3時間未満」と回答し、次いで多かったのは「3時間〜5時間未満」(30.5%)。

 よく見るテレビ番組のジャンルは、「ニュース・報道」が80.3%でトップ。以下、「バラエティー」(68.7%)、「ドラマ(時代劇を含む)」(50.1%)が続いた。年代別で見ると、年代が上がるにつれニュース・報道と答える割合が高くなり、男性50歳以上では92.7%に達した。また、ドラマについては、男性が38.3%であるのに対し、女性は61.8%と、男女差が大きかった。

 ラジオの1日当たりの接触時間は、「1時間未満」がもっとも多く30.1%だった。一方、「ラジオは聞かない」と回答した人が51.3%に達している。よく聞くラジオ番組のトップ3は、「音楽」(55.9%)、「トーク」(40.0%)、「ニュース・報道」(37.6%)。

 新聞の1日当たりの接触時間は、「15分〜30分未満」が34.9%で最多。次いで、「15分未満」(27.4%)と続く。よく見る紙面のトップ3は、「1面など総合面」(81.3%)、「テレビ番組面」(70.0%)、「社会面」(64.3%)。

 雑誌の1日当たりの接触時間は、「15分未満」が31.3%で最多。また、33.3%が「雑誌は読まない」と回答した。よく読む雑誌の種類に関しては、男女で傾向が大きく異なり、女性のトップは「ファッション誌」で53.2%。一方、男性のトップは「PC誌」で51.7%だった。また2位は、女性が「女性誌」(35.1%)、男性が「マンガ・コミック誌」(37.2%)。

 インターネットサイトの1日当たりの接触時間は、「1時間〜3時間未満」がもっとも多く48.3%。次いで、「3時間〜5時間未満」(25.1%)と続いた。

 「身近に感じるメディア」を複数回答方式でたずねたところ、79.2%がテレビと回答してトップ。次いで、74.2%がインターネットサイトを挙げた。3位は新聞で36.1%。

 「情報が早いと思うメディア」(複数回答方式)の1位は、インターネットサイトで77.6%が支持。2位はテレビ(53.5%)。

 また、「情報収集に役立つと思うメディア」(複数回答方式)に関しては、86.4%の人がインターネットを挙げ、ほかのメディアに大差をつけた。2位はテレビだがその割合は21.8%にすぎない。

 1年前と比べて接触時間が減少したメディアを複数回答方式でたずねたところ、34.1%がラジオを挙げた。また、28.6%が雑誌、24.1%がテレビ、18.1%が新聞と回答されている一方で、インターネットサイトを挙げた人はわずか1.7%だった。男女/年代別に傾向を見ると、男性の20歳代〜30歳代ではテレビを挙げる人の割合が32.0〜29.3%と目立つ。また、女性の30歳代および50歳以上では雑誌を挙げる割合が共に3割半ばを超えた。

 「今後、接触時間をもっとも増やしたいと思うメディア」をたずねたところ、45.3%がインターネットと回答してトップ。次いで2位は新聞で16.7%。ほかのメディアを挙げた人の割合はいずれも1割未満だった。年代別で見ると、年代が上がるにつれインターネットサイトと答える割合も増加し、男性50歳以上では58.7%に達した。

 また、「今後、接触時間をもっとも増やしたいと思うメディアについて、その時間を増やすために減らしても良いと思う時間」をたずねたところ、もっとも多かった回答は「何もしない時間」で36.6%。次いで、33.0%が「テレビを見る時間」を挙げた。特に、男性の20歳代〜40歳代では、テレビを見る時間と答えた人の数がほかを上回りトップとなっている。

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