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Webメールはもはや常識、複数アドレスを使い分けるユーザーが約7割に

» 2005年05月23日 13時07分 公開
[ITmedia]

 gooリサーチとjapan.internet.comは5月18日、定期レポート「第1回:Web メールに関する調査」の結果を発表した。調査対象は、全国の10代〜60代以上の男女(男性42.7%、女性57.3%)で、有効回答数は1075人。

 これによると、回答者の80.5%が現在Webメールを利用していることがわかった。

 Webメール利用者を対象にサービス内容の評価をたずねたところ、満足度が高かった(「満足/やや満足」と回答)項目のトップ3は、「メールボックスの容量」(66.9%)、「画面の見やすさ」(65.2%)、「画面のデザイン」(64.7%)。一方で、「機能の豊富さ」について満足しているユーザーは半数を下回った。

 Webメールの利用頻度は、61.5%が「毎日」と答え最多。

 所有するWebメールアドレスの数は、1個という人が31.3%で、残りの約7割は2個以上の複数アドレスを持っていることがわかった。

 また、Webメールの利用目的(複数選択可)のトップ3は、「メールマガジン登録用」(58.2%)、「友人・知人用」(53.2%)、「懸賞登録用」(52.1%)で、スパムや個人情報対策として、複数のWebメールを使い分けていることがうかがえる。

 Webメールで利用している機能(複数選択可)のトップ3は、「ウイルスチェック機能」(43.9%)、「受信拒否機能」(42.3%)、「フォルダ振り分け機能」(33.8%)。

 Webメールサービスを選ぶ際の重視点(最大3つまで選択可)では、「料金が安い(あるいは無料)」を挙げる人が78.7%で圧倒的に多数だった。次いで多かったのは「メール容量」(39.8%)や「ウイルスチェック機能の充実さ」(31.3%)などだ。

 現在利用中のWebメールが有料になった場合どうするかたずねたところ、54.3%が利用をやめると回答。一方で、「継続して利用する」が6.4%、「料金によっては利用する」が39.9%だった。有料化されても継続利用の意向がある人に支払い可能な月額料金をたずねたところ、44.8%が「100円以下」とし、「300円以下」で9割以上を占めた。

 現在Webメールを利用していない人の理由(複数選択可)は、「現行のメールで十分だから」が最多で87.1%。このほかには、「個人情報を教えたくないから」(14.3%)や「セキュリティ対策が不十分そうだから」(12.9%)などの意見も見られたが、Webメール自体を知らない人はわずか5.7%で、Webメールの認知度は高いようだ。また、今後の利用意向に関しては、79.5%が「利用したくない/あまり利用したくない」と答えている。

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