ITmedia NEWS >

「出会い系でもいい」――恋人欲しい30代

» 2005年10月17日 19時57分 公開
[ITmedia]

 恋人が欲しくて出会い系サイトを利用する人は、30代だけ突出して多い――アイシェアの出会い系サイトに関する調査で、恋人作りに焦る30代の姿が浮き彫りになった。

 調査は、10月4日から7日にかけ、同社のメール転送サービスを利用している10代から40代のユーザーを対象に、ネット上で行った。有効回答数は1525で、男性47.1%、女性52.9%。

 出会い系を利用したことのあるユーザーは、全体の18.7%いた。利用経験者のうち、サイトを通じて見知らぬ人とメル友になったり、実際に会った経験を持つ人は81.3%いた。

photo

 出会い系の利用目的を聞いたところ「恋人が欲しい」を挙げたのは、10代が9.1%、20代が2.1%、30代が23.9%、40代が7.9%と、30代だけ突出して多かった。同社は「結婚に焦っているのか30代。出会い系でよいのか30代。そんな空しさも禁じえないくらい、出会い系の浸透ぶりこそがむしろさみしい」とコメントしている。

 出会い系の年代別利用目的は以下の通り。

- 10代 20代 30代 40代
恋人が欲しい 9.1% 2.1% 23.9% 7.9%
遊びたい 9.1% 12.8% 8.5% 11.1%
さびしい 27.3% 4.3% 7.0% 0.0%
メル友が欲しい 27.3% 27.7% 25.4% 44.4%
人をからかいたい 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
ひまだったからなんとなく 27.3% 31.9% 19.7% 15.9%
趣味を分かち合いたい 0.0% 14.9% 14.1% 17.5%
お金が欲しい 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
その他 0.0% 6.4% 1.4% 3.2%

 mixiやGREEなど、見知らぬ人と出会うこともできるソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の利用経験は、20代が32%と群を抜いて多かった。「参加してみたいが、友達がいないために招待状が届かない」と答えた人もいた。

photo SNSの利用経験

出会い系URL、「さみしくて」思わずクリック

 出会い系と思われる迷惑メールのURLをクリックしたことがある人の割合は、女性は全世代とも1けた代なのに対して、男性は10代が14.3%、20代が20%、30代が30.5%、40代は16.6%と、全世代2けた台だった。「彼らはおのれのうかつな行動により、ワンクリック詐欺の危険にさらされてしまう」(同社)

 クリック経験のある男性は年齢が上がる毎に増えている。「なぜ年齢を重ねるごとにクリックしてしまうのか、それは、やはりさみしいからだ。ここで、年をとるごとにさみしくなっていく男性の実態が明らかになった」(同社)

photo 出会い系と思われる迷惑メールのURLをクリックした経験

 「出会い系を利用してみたいか」と追加調査で訊ねたところ、「リスクがなければ利用してみたい」と答えた人は、女性は9.2%、男性は15.2%だった。

photo 出会い系を利用してみたいかどうか

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.