ITmedia NEWS > 速報 >

ニュースは新聞よりもネットで――ブロードバンドユーザーの利用加速

» 2006年03月25日 08時31分 公開
[ITmedia]

 米国でインターネットを使ってニュースをチェックしているユーザーは、2005年末の時点で全ユーザーの35%に当たる5000万人に達したことが、Pew Internet & American Life Projectの調査で分かった。

 ニュース利用者は2002年の2700万人から急増しており、この背景には、米国で過去4年の間に家庭のブロードバンド接続が普及したことがあると報告書は指摘。この4年間でネット普及率は58%から70%に、家庭のブロードバンド人口は2000万人(成人の10%)から7400万人(37%)に増加している。

 米国の3011人を対象として昨年12月に実施した調査によれば、日々のニュースをチェックする媒体としてインターネットを挙げたユーザーは全体の23%で、テレビ(地元向け放送59%、全国放送47%)、ラジオ(44%)、地元紙(38%)の方がまだ多数派。

 しかしブロードバンドユーザーに限ってみると、筆頭はテレビ(地元向け放送)の57%だが、インターネットを挙げたユーザーは43%に上って地方紙(38%)、全国紙(17%)を上回り、テレビ(全国放送、49%)、ラジオ(49%)に迫る勢いとなっている。

 利用しているニュースサイトはCNNやMSNBCといったテレビ局のサイトが46%でトップ。次いでYahoo!やGoogleといったポータルが39%、地元新聞のサイトが32%、地元テレビ局のサイトが31%、全国紙のサイトが20%となっている。BBCやal Jazeeraなど米国外のニュースサイト閲覧は12%、ニュースブログは9%だった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.