米市場調査会社ABI Researchが11月2日に発表した調査予測によると、全世界のWi-Fiホットスポットの数は2006年中に47%増加し、14万3700カ所に達する見通しだという。
地域別では、欧州が最も多く5万7000カ所。McDonaldsが店舗の17%にWi-Fiホットスポットを設置するなど、小売業による導入がけん引役となっている。全世界のホットスポット数のうち、欧州と北米とで全体の74%を占めるが、アジア太平洋地域の伸びが著しく、2011年には欧州や北米を上回ると予測している。
Wi-Fiホットスポット数の増加は、Wi-Fiアクセスポイントの出荷を後押しし、2006年中に、67万5000台以上のアクセスポイントがホットスポット用に出荷される見通しだという。また、利用者当たりのWi-Fiセッション数も急増しており、ユーザーが、より長い時間をWi-Fiホットスポット経由でのインターネット利用に費やしていることを示しているという。
ホテルなどのサービス業によって設置されているホットスポットは、全世界で4万カ所。ABI Researchでは、Wi-Fiを利用した通話が大手ホテルチェーンによるホットスポット採用を拡大させると見ており、結果として、サービス業設置のホットスポットの数が2010年までに10万9000カ所に達すると予測している。
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