中堅・中小企業の帳票アプリシェアはCrystal Reportsがトップ ノークリサーチ調査 NEWS

利用済み・利用予定パッケージシェアは、ビジネスオブジェクツのCrystal Reportsがいずれもトップ。パッケージ満足度はウイングアークのSVFがトップを獲得した。

2008年10月03日 15時46分 公開
[TechTargetジャパン]

 ノークリサーチは10月3日、国内中堅・中小企業約7000社を対象に行った、2008年の帳票アプリケーション導入状況に関する実態調査(有効回収票1765件)の分析結果を発表した。

 帳票アプリケーションのパッケージ化率は85.6%と、オーダーシステムの比率を大きく上回った。さらに利用パッケージ別シェアでは、1位のビジネスオブジェクツ「Crystal Reports」が46.7%、2位のウイングアークテクノロジーズ「Super Visual Formade」(以下、SVF)が20.7%と、上位2社で7割近くを占めた。3位には富士通の「InterstageList Creator」(9.6%)が続いている。

画像

 年商規模別の利用パッケージシェアを見ると、年商50億円未満の中小企業クラスではCrystal Reportsが50.0%を占め、以下、SVF(10.3%)、InterstageList Creator(5.1%)と続く。年商50億円以上の中堅企業クラスでもCrystal Reportsが44.5%とトップシェアを獲得し、以下、SVF(26.0%)、InterstageList Creator(10.4%)が続いた。

 一方、パッケージ利用満足度トップはSVFが100点満点中73.7点でトップを獲得。次いでキヤノンの「imageWARE」が73.3点、InterstageList Creatorが72.8点と、3社の差はほとんどない。Crystal Reportsは68.4点で、4位となっている。

画像 帳票パッケージシェアと評価《クリックで拡大》

 利用予定シェアは1位がCrystal Reports(31.8%)、2位がSVF(24.5%)、3位がInterstageList Creator(18.2%)、4位がimageWARE(11.8%)となっている。Crystal Reportsは利用シェアと比べて15%近く下がっているが、2位以下の製品はシェアを上げている。

ITmedia マーケティング新着記事

news083.jpg

生成AIで美容業界の未来を創造 エスティ ローダーとマイクロソフトがAIイノベーションラボを設立
両社は消費者とのつながりを強化し、より迅速かつ効果的な市場投入を実現することを目的...

news014.png

ドメイン変更によるSEOへの影響とは? メリットとリスクおよび失敗しない手順
ドメインはWebサイトの現住所を表し、それ自体がWebサイトの看板の役割も果たします。今...

news054.jpg

「Threads」が月間アクティブユーザー1億5000万人を突破 今後Xを追い抜くための最善策は?
Metaはイーロン・マスク氏率いるTwitter(当時)の対抗馬として2023年7月にリリースした...