エンバカデロ、すべての開発ツールを利用できるアクセスパスを提供NEWS

単一のライセンスキーによって、エンバカデロから提供されている開発ツールを最大で18種類利用できる。

2009年03月06日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 エンバカデロ・テクノロジーズ(以下、エンバカデロ)は3月4日、オンデマンド開発ツールセット「Embarcadero All-Access」(以下、All-Access)の国内提供を開始した。All-Accessは単一のライセンスキーによって、エンバカデロから提供されている開発ツールを最大で18種類利用できる。ユーザーは必要に応じて、ツールをネットワーク経由でダウンロードして利用する。All-Accessで利用できる開発ツール群は、以下の通り。

All-Accessで利用できる開発ツール
CodeGear開発ツール Delphi、C++Builder、Delphi Prism、JBuilder、3rdRail
設計・アーキテクチャツール ER/Studio、EA/Studio、Schema Examiner
データベース管理・モニタリングツール DBArtisan、Rapid SQL、Change Manager
チューニング・パフォーマンス Performance Center、DB Optimizer
photo Embarcadero All-Accessの管理画面《クリックで拡大》

 また、All-Accessでは開発ツールを起動する際には「InstantOn」機能によって、インストール作業をすることなく、ローカルまたはネットワーク経由にてワンクリックで実行できる。

photo InstantOn機能

 All-Accessには、4つのアクセスレベルが用意されている。アプリケーション開発者向けの「Bronze」、DB開発者向け「Silver」、データモデリング機能も利用できる「Gold」、すべての製品が利用できる「Platinum」の4つで、ユーザーが利用する開発ツールに応じて選択できる。

 エンバカデロでは、All-Accessの主な利用シーンとして、アーキテクトやプログラマー、QAエンジニアなどの複数の役割を1人で兼務するエンジニアや、複数のプロジェクトを抱える部門、企業全体での利用、オフショアを含む複合的なチームプロジェクトなどを想定しているという。そのためのオプションとして、以下の3種類の導入形態が用意された。

  • ワークステーションライセンス:1ライセンス当たり1人のユーザーが1台の端末上ですべてのAll-Access製品を利用できる
  • ネットワーク指名ユーザーライセンス:1ライセンス当たり1人のユーザーが任意の端末上ですべてのAll-Access製品を利用できる。ライセンスはライセンスサーバで管理され、最大30日間はサーバにアクセスしなくても使用を継続できる
  • ネットワークコンカレントライセンス:組織内の任意のユーザーがすべてのAll-Access製品を利用できる。同時接続数は1ライセンス当たりでユーザー1人

 All-Accessの販売価格は37万8000円からで、既存の製品ユーザーにはアップグレード価格として、27万7200円から提供される(いずれも税込み)。各製品のラインセンスを永続的に保持し、初年度の年間メンテナンス費用が含まれている。また、すべての製品に対するアップデートやバージョンアップなども含まれており、今後All-Accessに追加されるすべての製品を保有レベルに応じて利用できる。

関連ホワイトペーパー

開発プロセス | 統合開発ツール | ミドルウェア


ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...