眼科医療機器大手ニデックが社内のファイルサーバを大幅統合、ストレージ選びの決め手は?愛知、東京、札幌で遠隔バックアップを構築

部門ごとに設置されているファイルサーバをしっかり管理したい。眼科医療機器大手のニデックはこの問題の解決を目指し、先進的なストレージの導入を検討した。製品選びの決め手は何だったのだろうか。

2015年03月02日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 最近、「シャドーIT」という言葉をよく聞くようになった。企業のIT部門を通さず、部門や従業員が勝手に導入・利用している、「陰の存在」のようなITのことを指す言葉だ。特に、現場独自の判断で立てたファイルサーバの存在に手を焼いている企業が多いという。

 サーバやHDDの価格性能比が大幅に向上した結果、わずかなコストでかなりの容量を持つファイルサーバを手軽に導入したり、一般消費者向けのNAS装置が低価格で入手できるようになった。こうしたことを背景に、業務現場がそれぞれの判断でファイルサーバやNASを導入し、結果としてIT部門の管理が及ばない場所に重要な業務データが散在する状況に陥ってしまう……。

ニデックの本社

 こうした状況を改善するために、ファイルサーバの集約に乗り出す企業も少なくないが、大事な業務データを1カ所に集中させるだけに、その仕組みの構築や運用には万全を期す必要がある。愛知県蒲郡市に本社を置く眼科医療機器大手のニデックは、こうした高いハードルを越えて、業務データの管理・保護の効率化に成功した企業の1社だ。その取り組みを紹介しよう。


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