“意識高い系社員”が内部犯行に手を染める意外な理由操られて内部犯行者に変わる

企業で発生する内部犯行を防ぐには、従業員のセキュリティ意識向上は十分な効果をもたらさない。その理由とは何か。具体的な4つの対策を交えて紹介する。

2015年05月21日 15時00分 公開
[Eric ColeTechTarget]
写真 「ベネッセお客様本部」のWebページ。ベネッセコーポレーションで発生した大規模情報漏えい事件により、内部犯行対策の機運があらためて高まった《クリックで拡大》

 「インサイダー(内部者)の脅威」という言葉はすっかりおなじみだろう。だが困ったことに、この言葉からは、“悪意のある悪質な”インサイダーが企業に対して“故意に”害を及ぼすことが連想される。

 "悪意のある"インサイダーの脅威が懸案事項であることは紛れもない事実だ。ただし多くの企業では、この脅威は被害をもたらす主な要因ではない。この実情を知って驚く人は多いかもしれない。だが現在、多くの攻撃において主な始点となっているのは、“不注意な”インサイダーだ。

知らないうちに攻撃に荷担するインサイダー

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