スタートアップが逃れられない「創業6カ月目の憂鬱」とは?木を見て森を見ず(1/2 ページ)

新規ビジネスを立ち上げて数カ月、全てが順調に進んでいるように見えた。「何かが違う」と感じ始めたのは、まさにそのときだった――。スタートアップが直面した葛藤の正体は。

2015年07月28日 12時00分 公開
[Bryan BarringerTechTarget]

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画像 スタートアップをはじめとする新規ビジネス創出を後押しする動きは産官学問わず広がりつつある(画像は東京都「TOKYO STARTUP GATEWAY 2015」の公式サイト)

 私はある日、コンピュータとスケッチブックを持ってカンファレンスルームに座っていた。新規クライアントのユーザーインタラクション戦略について考えているときだった。私と長い付き合いがあり、ビジネスパートナーの1人でもある友人がどうにも浮かない顔で部屋に入ってきた。

 彼は後ろ手でドアを閉めると、椅子に崩れ込むように座り、黙り込んだ。私は彼に少し時間を与え、何か悩みごとがあるのなら、心の中で思っていることを全て吐き出すように促した。

 「われわれは焦点を失いかけていると思う」と、彼は言った。

いつの間にか見失っていたもの

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