幸せになれる「RFP」の書き方 SSD/オールフラッシュアレイ編オールフラッシュアレイ導入前に総確認(1/3 ページ)

ストレージの導入では、しっかりとしたRFPを用意することが肝心だ。特に「オールフラッシュアレイ」のRFPには、これまでは記載したことがなかった情報も盛り込む必要がある。

2015年08月13日 08時00分 公開
[Dennis MartinTechTarget]
画像 オールフラッシュアレイは国内でも普及が進むとみられる(TechTargetジャパン「市場調査で分かった、オールフラッシュストレージの導入状況とその使い所」より)《クリックで拡大》

 ソリッドステートドライブ(SSD)などのフラッシュストレージで全ての容量をまかなうストレージアレイ「オールフラッシュアレイ」の需要が拡大し、普及率が上昇している。一部の企業では、ミッションクリティカルなアクティブデータ用の「ティア1」(ハイエンド)ストレージアレイの標準になりつつある。他の多くの企業も、将来の計画にオールフラッシュアレイを組み込んでいるといわれている。

 オールフラッシュアレイの購入を決めたら、ベンダーに提示するRFP(提案依頼書)を用意することが肝心だ。このRFPでは、総容量や使用可能容量、データ保護機能など、ストレージのRFPに通常含まれる情報だけでなく、フラッシュストレージのパフォーマンス特性も考慮に入れなければならない。技術上およびビジネス上のニーズに最も合ったシステム提案を受けるためだ。

 本稿では、あなたの会社の環境に最適なオールフラッシュアレイが購入できるように、ベンダー向けRFPに盛り込む必要がある機能やパフォーマンス指標、購入基準を解説する。なお、オールフラッシュアレイの導入による大幅なパフォーマンス向上の恩恵を最も受けるアプリケーションの種類は、「1Gバイト1ドルも、『オールフラッシュアレイ』の“高コスト”は解消されるか」で解説済みだ。

RFPの基本

       1|2|3 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news036.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...