徹底レビュー:Windows 10対応予定スマホ「Microsoft Lumia 735」へのテンションが高まらない理由「シンプルで安価」以上の価値を探る(1/2 ページ)

米Microsoftの「Microsoft Lumia」の多くはWindows 10へのアップグレードが将来的に可能になる。その1台である「Lumia 735」は高画質カメラやバッテリー持続時間の長さが特徴。だが、実際の評価結果は「微妙」。その理由とは?

2015年08月23日 09時00分 公開
[Grant HatchimonjiTechTarget]
Microsoft Lumia 735《クリックで拡大》

 米Microsoftの「Microsoft Lumia」(旧Nokia Lumia)スマートフォンのエントリーモデルとミッドレンジモデルは、約700万台出荷されている。各モデルのパフォーマンスと外観の差はごくわずかなので、「Microsoft Lumia 735」(日本未発売)が多くの点で非常に見慣れたデバイスであるのは、それほど驚くことではない。だが、だからといって検討対象から完全に除外するのは得策ではないだろう。

 Lumia 735には、多くの姉妹モデルに対して差別化できる点がほとんどない。だがローエンドデバイスを求める消費者市場の競争に入り込むだけの性能を備えたまともな製品だ。だが、その性能は、メーカー希望小売価格300ドル(キャリア契約なし)に見合うものなのだろうか。本稿では、全容を確認して、その価値を解明したい。

構造とデザイン

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...

news108.jpg

TOPPANとデータX、中堅企業向けデジタルマーケティング支援で協業
TOPPANとデータXは、中堅企業を対象としたデジタルマーケティング支援領域のデータ基盤構...