“iPhone使いたがり社員”がきっかけ、レガシーITはもう通用しない企業をなかなか気にしてくれないApple(1/2 ページ)

米Appleの「iPhone」「iPad」を業務効率向上に生かす企業は少なくない。従業員が使いたい端末を使えるようにすれば、IT担当者の株も上がるかもしれない。

2015年09月30日 08時00分 公開
[Jake O'DonnellTechTarget]

関連キーワード

Apple | iOS | IBM(アイ・ビー・エム) | iPad | iPhone


画像 新型の「iPhone 6s」を仕事で使いたいと考える従業員も少なくないはず(関連記事:「iPhone 6s/6s Plus」購入希望者の背中を強く押す、移行すべきこれだけの理由

 米Appleはコンシューマー向けに斬新で魅力的なモバイル端末を開発したことで、世界で最も世界で最も成功した企業の1社になった。Appleはエンタープライズ市場で有力な企業になることを目指したわけではないが、結果的にこの市場でも成功する形となった。この状況は、企業のIT部門にさまざまな影響をもたらしている。

 スマートフォン「iPhone」や同製品の成功に重要な役割を果たしたアプリケーションマーケット「App Store」が2007年に登場したことで、モバイルコンピューティングの新時代の幕が切って落とされた。これを境に、コンシューマー向けのApple製端末を使って、誰もがメールをやりとりしたり、従来はデスクトップPCで処理していた作業をしたりできるようになったのだ。

 当時、エンタープライズ市場を支配していた「BlackBerry」「Palm」などの端末は、そのレベルに達していなかった。

企業に浸透したApple製品

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...