徹底レビュー:2016年モデル「MacBook」、最高に魅力的だがやはり目立つ“惜しい欠点”圧力も感知するタッチパッドの実力(1/4 ページ)

2016年モデルの「MacBook」は、スペックも向上しハードウェアとして素晴らしい一品だ。だが、超薄型デバイスに付き物の妥協点もある。果たして新しいMacBookの評価はどうなのだろうか。

2016年05月28日 07時00分 公開
[Jamison CushTechTarget]

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 市場をリードするハードウェアと最高級のタッチパッドを備えたAppleの2016年モデルの「MacBook」は、魅力的な製品である。だが残念ながら、高価な点が足かせになっている。価格の高さにより、「USB Type-C」端子が1つしか搭載されていないといったモバイルテクノロジーの妥協点が受け入れにくいものになっている。

 だが、Apple製品は高価だ。スペックが対等でも、Microsoftの「Windows」やGoogleの「Android」を搭載している同等製品より高額になる場合が多い。その見返りとして、一般的にApple製品はデザインと設計の両面で優れており、長く使えるように作られている。

 2016年モデルのMacBookは、高価だが、デザイン性に優れ、適切に設計されていることを強調しておきたい。テストした期間は数週間だが、MacBookが安価な製品に比べて長持ちすることについて疑う余地はほぼないと断言できる。

 とはいうものの、超薄型デバイスに付き物の妥協点があることに加えて、これほど高価であるのはいかがなものだろうか。こうしたマイナス要素の相乗効果によって魅力的であるはずのMacBookの評価は損なわれるのだろうか。本稿では、それを検証したい。

構造とデザイン

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