電子カルテへの期待と現実のギャップを埋める3つの方法0.5歩先の未来を作る医療IT

電子カルテの導入がうまくいかない理由は、紙カルテの業務フローが現場に残っているせいかもしれません。解決のヒントは「紙は残さない」「電子カルテ操作はクラークに任せる」「過去カルテの処分」です。

2017年01月30日 09時00分 公開
[大西大輔MICTコンサルティング]

このコラムについて

イメージ

医療機関のIT化は他の業界に比べて5〜10年は遅れているといわれます。また、医療現場でIT製品を導入する際、スタッフから不安の声が上がるなど、多かれ少なかれ障害が発生します。なぜ、医療現場にITが浸透しないのか。その理由を探るとともに、解決策を考えていきます。


 前回「IT化が進まない理由――紙が残ってしまうことで、電子カルテの導入効果がダウンする」では、医療現場でIT化が進まないのは、IT化への期待と現実にギャップが生まれることが原因であると説明しました。

 今回は電子カルテを例に挙げて、IT化の期待が裏切られてしまう原因の解決に話を進めようと思います。

紙は基本残さず、電子カルテに一本化する

ITmedia マーケティング新着記事

news065.jpg

アップルのiPad Pro炎上CMにサムスンが一撃 「クリエイティビティーはCrushできない」
Appleらしからぬマーケティングの失敗から数日後、Samsungは「Galaxy Tab S9」を訴求する...

news063.jpg

電話・スマホでのコミュニケーションは「通話」? 「テキスト」?
クロス・マーケティングが全国の20〜69歳男女を対象にした調査によると、電話やスマホで...

news061.png

商品のパッケージが変わると購入意欲につながる?
商品のパッケージデザインの一新が新規購入とその後のリピート購入にどの程度つながって...