【徹底比較】統合型バックアップアプライアンスを比較、主要5製品の特徴は?データ保護の最適解「バックアップアプライアンス」の選定と比較【第5回】(1/2 ページ)

ArcserveやDell EMC、Barracuda、Veritasといった主要ベンダーの統合型バックアップアプライアンスを比較し、それぞれのメリット/デメリットを解説した。比較表は無料でダウンロードできる。

2017年03月13日 10時00分 公開
[木島 亮伊藤忠テクノソリューションズ]

比較表をダウンロード(会員限定/無料)

統合型アプライアンスの比較

Arcserve UDP Appliance、Avamar、Barracuda Backup、NetBackup Appliance、Rubrikといった主要な統合型アプライアンスの機能を比較した(2017年2月時点、筆者調べ)。比較表は「主要な統合型バックアップアプライアンス、機能比較」からダウンロードしてご確認いただきたい。


 本連載では、2種類のバックアップアプライアンス「ターゲット型バックアップアプライアンス」(以下、ターゲット型アプライアンス)と「統合型バックアップアプライアンス」(以下、統合型アプライアンス)について解説してきた。第1回から第3回は、両者の違いと製品選定ポイントを解説し、第4回はターゲット型アプライアンス製品を比較した。第5回の今回は、統合型アプライアンスの製品を比較する。

 統合型アプライアンスの概要をおさらいしよう。統合型アプライアンスは「バックアップサーバ」と「バックアップデータ保存先ストレージ」を組み合わせた製品である。

統合型アプライアンスの概要

 統合型アプライアンスは複数のコンポーネントをまとめた1つの製品のため、導入時の互換性確認が軽減できる。また運用開始後のバージョンアップや容量拡張/追加が容易で、EOSL(ベンダー保守期間終了)のリプレースも簡単だ。製品数を減らし、構築・運用・保守をシンプルにすることが、統合型アプライアンスを導入する主な目的といえるだろう。

 今回は下記の流れで説明する。

 ・比較対象製品
 ・比較項目と比較表
 ・各製品の特徴
 ・製品選定の指針まとめ

比較対象製品

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...