クラウドファースト時代、プライベートクラウドへの投資はいまだ健在「クラウドアーキテクト」を目指す人々へ(2/2 ページ)

2017年10月25日 09時00分 公開
[Jason SparapaniITmedia]
前のページへ 1|2       

プライベートにまつわる問題

 規模の大小を問わず、パブリッククラウド(特にAWS、Microsoft「Microsoft Azure」、Googleの「Google Cloud Platform」)に移行しようとしている企業に注目が集まる中、Gartnerのアナリスト、アラン・ウェイト氏はプライベートクラウドを取り上げ、「プライベートクラウドは消滅するのではないか」いう出席者の疑念を払拭(ふっしょく)した。

 同氏はプライベートクラウドの実装に関するGartnerの調査を引用し、アプリケーションのクラウド移行を計画している組織の40%が、2020年までにパブリッククラウドインフラを使用する考えがあり、残りの60%は、データセンター内に構築した社内プライベートクラウドや、外部プロバイダーが運営する外部サーバのプライベートクラウドにアプリケーションを移行する考えがあることを示した。

 「ワークロードをプライベートクラウドに移動すれば、セキュリティ、規制順守、パフォーマンスの点で非常にメリットがある。それは、恐らく遅延が許されないため、ワークロード同士が近くにある必要があるからだ」(ウェイト氏)

前のページへ 1|2       

ITmedia マーケティング新着記事

news102.jpg

コネクティ、「CONNECTY CDP」にアンケートとレポート機能を追加
コネクティは、データ統合マーケティングツール「CONNECTY CDP」において、顧客の行動・...

news094.jpg

ホットリンクがInstagramマーケティングの効果を最大化する分析ツールを提供
ホットリンクは、Instagramのデータを可視化し、マーケティング効果を最大化する分析ツー...

news194.jpg

インフレ下の旅行トレンド 日本人の半数以上がお金の節約のために旅の日程を変更――Criteo調査
Criteoは米国、英国、フランス、ドイツ、韓国、日本の6カ国の消費者を対象に、インフレが...