Appleが発表した「iOS 12」とApple Watch新機能  ビジネスユーザー注目アプリは「スマホ依存」対策や最大32人同時ビデオ会議が可能に

Appleは「iOS 12」の新機能とApple Watch向けの新しいアプリを発表した。この中から、企業での利用に役立ちそうな機能を紹介する。

2018年06月16日 05時00分 公開
[Erica MixonTechTarget]

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 Appleは2018年6月に開催した「Worldwide Developer Conference」で次期「iOS」の新機能を発表した。その幾つかは企業での利用にも役立ちそうだ。

 スマートフォンが仕事の邪魔をしないようにする機能や、職場のコミュニケーションを向上させる機能は、ビジネスユーザーの生産性を高めるのに役立つだろう。「iOS 12」は2018年9月に提供を開始する予定だ。

画面を見る時間を管理する新機能

 健康の維持と促進を目的とする「ヘルスケア 」アプリを強化し、端末の使用時間を制限する機能を追加する。

 通知が絶え間なく届くのを防ぐために、「Siri」が通知のオフを提案する。また、通知をグループ化し、トピックやスレッドで分類して緊急度を割り当てられるようにする。新機能「Downtime」(休止時間)で、電話の受発信や特定のアプリの使用をできなくする時間帯を設定できる。

 こうした新機能は、仕事中に通知が届くと気が散りやすい従業員の生産性向上に役立つ。CareerBuilderが2016年に実施した調査によると、従業員の55%が、携帯電話やスマートフォンは仕事への集中を妨げる要因の1つだと答えたという。

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