Slack新機能「Actions」は外部アプリケーションを直接操作できる、その実力とはSlack画面から離れなくても仕事ができる

Slackは、メッセージを見ながら他のアプリケーションを操作する機能を追加した。この機能はどのような点でメリットがあるのか?

2018年06月26日 05時00分 公開
[Jonathan DameTechTarget]
画像 Slackのアクション機能(出典:SlackのWebサイトより)

 Slackは、サードパーティー製のアプリを使用するための新しい方法を導入した。この機能を使用すれば、ユーザーはSlackアプリケーションの画面から離れることなく、メッセージから直接アプリケーションの操作が可能だ。

 ビジネス向けアプリケーションとコラボレーションツールの連携は、主にメッセージング側にアプリケーション側のデータを取り込む仕組みとなっている。今後は作業によって例えばSlackアプリケーションを見たり、別のアプリケーションを開いたりといった行き来が不要になるという。

 Slackアプリケーションはこれまでもユーザーが外部に情報発信する仕組みを持っていたが、現在は、これまでとは別の方向にも情報を送信することができる。例えば新しい機能を使用すれば、ユーザーはSlackアプリケーションのメッセージをクリックするだけで、問い合わせ管理システム「Zendesk」のサポートチケットを作成したり修正したりできる。

 この機能はアクション(Actions)と呼ばれる。Slackはこの新機能を発表するに当たって、JiraやAsana、Bitbucket、Zendesk、HubSpotを含むクラウドソフトウェアベンダー数社と提携した。Slackは開発者向けにActionsを利用するために必要なコードを公開している。

 調査会社Constellation Researchのプリンシパルアナリストであるアラン・レポフスキー氏は、Slackアプリケーションや「Microsoft Teams」「Cisco Webex Teams」などのチームコラボレーションアプリが長期的に顧客を確保するには、メッセージングに注力する以外にもすべきことがたくさんあると語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...