「ChatGPTで調べ物をした」「Geminiでアイデア出しをした」──今、ビジネス現場には空前のAIブームが到来している。かつては一部のエンジニアやアーリーアダプターだけが触れていた生成AIは、いまや多くのビジネスパーソンの手元にある。
しかし、生成AIを真に使いこなせている人は、果たしてどれほどいるだろうか。今使っているAIは目的に最適だったのか、この問いに自信を持って答えられる人は少ないはずだ。AIの進化スピードはすさまじく、昨日までの“正解”が今日には塗り替えられている。多くのユーザーが「アップデートが多くて違いが分からない」「結局どれが一番良いのだろうか」という迷いの中に立たされている。AIの情報が正しいのかという不安もあるだろう。
そんな状況を受けて、一つの明快な答えを提示するサービスが登場した。Webブラウザから複数の生成AIモデルの回答を比較できるサービス「天秤AI byGMO」(以下、天秤AI)だ。開発元のGMO天秤AIの八ケ代聖弥氏と小谷田亮氏への取材を通じて、生成AIを活用する「次の一歩」を阻む壁の正体と、それを打ち破るサービスの全貌に迫った。
──生成AIが大きなトレンドとなって久しいですが、企業の活用状況をどのように見ていますか。
※以下、敬称略。
八ケ代: 生成AIは飛躍的に進歩を遂げ普及しており、多くの方が当たり前のように使っています。ただ、実態は「ちょっと調べ物をした」「アイデア出しに軽く触ってみた」というシンプルな用途で止まっているケースが大半です。やりたい事をAIで完結できるほど活用している層は限定的だと感じています。
──本格的な活用が広がらない、最大の要因は何でしょうか。
八ケ代: 一番のハードルは「どのAIをどう使えばいいか分からない」という点に集約されます。多くの人が漠然と便利さは感じていても、個々のAIが持つ特性までは把握し切れていません。その結果、業務フローのどこに、どのAIを組み込めば成果につながるのか、具体的に何をAIに問いかければいいのか、やりたい事とAIをつなげるイメージができずに活用が止まってしまいます。
──ユーザーの課題に対し、天秤AIはどのような機能で応えているのでしょうか。
八ケ代: 意外と知られていない事実ですが、同じ入力内容(プロンプト)でも、AIによって回答の様式や内容は異なります。例えば、ChatGPTは文章設計や高精度な推論に強く、Geminiはユーザーの意図を深く汲み取ることに優れ、Claudeは推論やコーディング、長文読解に強いといった具合です。
先進的なユーザーはこうした違いを理解し、あえて複数のAIに同じプロンプトを投げて回答を比較し、視点の違いから最適なものを選んだり、新たな気づきを得たりしています。天秤AIは、この「比較、選定」のプロセスを、誰でも手軽にできるようにしたサービスです。
──使い勝手はいかがですか。
八ケ代: 使い方は至ってシンプルで、まず使ってみたい生成AIを最大6個まで選び、質問をするだけです。ChatGPT、Gemini、Claudeを選べば、1回の質問で3個の回答が1画面に並びます。ユーザーは各AIの回答品質、速度、傾向をその場で比較して、目的に最適なものを選べます。複数の回答の違いを比べることで、AIが事実に基づかない情報を生成する「ハルシネーション」にも気付きやすくなるでしょう。これらによって、「この業務の文体ならGeminiがいいな」といった判断がしやすくなります。
──複数の回答があると、それを読み解く手間がかえって増えてしまう心配はありませんか。
八ケ代: そのための解決策として、複数のAIの回答を1つに統合する「壁打ち機能」を用意しています。複数のAIで情報を一気に集めて、それを壁打ち機能でまとめ、そこからさらに次の質問を投げるといった深掘りが可能です。単に一つの「正解」を求めるのではなく、異なる着眼点を融合させることでユーザーの思考を深め、次のアクションや質問の精度を向上させることができます。
──導入のハードルが低い点も魅力ですね。
八ケ代: 天秤AIは基本料金が無料で始められ、1日当たり80クレジットまで利用できます。ChatGPT、Gemini、Claudeをはじめ、有料プランでしか触れないような最新モデルを含めて30個以上の生成AIから最大6個を選択できるため、「まずは試してみたい」という方にも最適です。
より高度に使いたい方向けの「天秤AI Plus」は、Webの検索やファイルのアップロードが可能です。レポートやプレゼン資料の構成をAIに相談したり、アイデアのたたき台を作ったり、生成AIを日常的に使いたい方はこちらのプランが合うでしょう。これまで1つのAIで作業していた時間を、6個のAIによる多角的な視点に変える、それだけで発想の幅も効率も何倍にも膨らみます。
──法人向けの天秤AI Biz byGMO(以下、天秤AI Biz)も展開されていますね。企業のAI導入となるとハードルが上がりそうです。
小谷田: 企業規模が大きくなるほど、機密情報の漏えいリスクを懸念されます。生成AIの利用を禁止している企業も存在しますが、従業員がこっそり使う「シャドーAI」の問題を引き起こします。安全な利用環境を用意しても、それを使いこなせるのが一部の社員に限られてしまうという課題もあるでしょう。こうした状況を踏まえ、法人向けとしてセキュリティ対策と管理機能を強化したのが天秤AI Bizです。
──法人向けとして、どのような機能が備わっていますか。
小谷田: 管理者専用のダッシュボードを提供しています。チームメンバーの利用状況を可視化でき、誰がどのAIを、どの程度活用しているのかが一目で分かります。セキュリティ面では、ログイン認証やIP制限による社外アクセスの遮断、監査ログの取得機能を備え、ガバナンスを効かせながら安全に生成AIを活用できる環境を整えられます。
──複数のAIを利用できるとなると、コスト面も気になります。
小谷田: 天秤AI Bizは1ユーザー当たり月額1100円(税込、以下同)の基本料金で、すべてのAIと機能を利用できます。料金に1100円分の従量利用枠が含まれており、回答文字数に応じて消費する仕組みです。
ChatGPT、Gemini、Claudeなどの有料プランを個別に契約すると、安くても月額合計で1万円近くかかってしまいます。天秤AI Bizなら、それらをすべて月額1100円から試せるため、極めて高いコストパフォーマンスを実現しています。管理画面で従量課金の上限設定やアラート通知ができるため、予算オーバーの心配もありません。
──すでに導入されている企業の反応はいかがでしょうか。
小谷田: 数多くの企業に採用していただいています。ある製造業のお客さまは、全社展開のChatGPT、開発部門のClaudeに加え、企画部門は複数の生成AIの回答を比較してアイデアをまとめるという業務に生かせるということで天秤AI Bizを使っています。
また、GMOインターネットグループが使っているという事実をお客さまに説明すると、「御社グループが使っているなら、安心して導入できますね」と前向きに評価していただけることが多いですね。グループ内での膨大なフィードバックをサービスへ還元し続ける、この循環がサービスの信頼性を高めています。
──GMOインターネットグループとしてはどのようなスタンスで取り組んでいるのでしょうか。
八ケ代: われわれは「AIをもっと自由に簡単に」というビジョンの下、誰もがAIを目的に合わせて選び、使いこなすことで恩恵を受けられる世界の実現を目指しています。そのためにも、まずは自社で徹底的に使い込むことを重視しています。現在、グループの従業員5000人以上が天秤AIを業務に取り入れており、カスタマーサポートの回答文検討、営業資料の構成案作成、市場調査、トレンド分析などで活用中です。この自社で磨き上げた実績が、天秤AIの強みになっています。
──今後の展望について、ロードマップを教えてください。
小谷田: 機能面は、2025年12月にリリースした画像生成に続き、音声認識の追加、さらには社内文書を参照するRAG(検索拡張生成)の対応などを予定しています。より深い業務に踏み込めるよう、認証機能の拡充なども進めていきます。
八ケ代: 将来的には、業務の自動化やAIエージェントを活用した自律的な業務遂行機能なども計画しています。単なる回答、比較サービスではなく、実務を動かすパートナーに進化させる予定です。今後も天秤AIを通じて、より多くの方がワクワクしながら生成AIを活用できる未来を作りたいと考えています。
「どのAIを選べばいいか分からない」──その悩みは、実はあなただけではない。多くの人が同じ壁にぶつかっている。しかし、天秤AIを通して比較の視点を持つことで、その悩みは解消されるだろう。
複数のAIを同時に試し、比較し、最適な一つを選ぶ。このシンプルな体験が、個人の発想を広げ、企業の生産性を次のステージに導く。まずは無料で、天秤AIの力を体験してみてはいかがだろうか。
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提供:GMO天秤AI株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia AI+編集部/掲載内容有効期限:2026年3月1日