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コラム

「ハッカー」×「ペプシ」×「ソース」International Feel

さて、先週の海外トピックをまとめてみよう。前の週からずっとIDF/ISSCCネタが続き、いつまでもIntel関連記事が終わらず、いささかうんざりしていたところなので、軽い音楽ネタというか、iPod/iTunesの話題から。

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「ペプシ」×「ハッカー」

 「iPodのバッテリー寿命に虚偽」で5件の集団訴訟

があったり、六本木クロッシングで展覧会ナビゲーションツールとして使われたりと、何かと話題のiPod。

 しかし、その小型版の国内発売は、せっかくiSyncがminiに対応してくれたのに、はるかかなたの4月。米国ではiPod miniの需要好調、予約注文が10万件に達したそうな。

 個人的には、この小型iPodのキモは、「アームバンドで上腕にくくりつけ、ジムでのトレーニングやジョギングでもiPodが使えるようにする」ということなんだが、スタンダードiPodをどうしても腕にくくりつけたいという人は、roadieというプラスチックケースがよいのでは。私もさっそく買ってみた。届くのが楽しみだ。

 iPodの売れ行きに勢いをつけている要因となっているのが、Pepsiとの共同キャンペーンにあるのは、間違いない。Apple=PepsiのiTunesキャンペーンは「大成功」という記事によれば、このキャンペーンでiTunesソフトウェアのダウンロード数は2倍になると予想されており、そうなれば、デフォルトの携帯音楽プレイヤーとしてのiPodの売れ行きは加速するだろう。

 ところが、PepsiのiTunesキャンペーンで、予期せぬ脆弱性が露見してしまった。「肉眼で見える」盲点ということで、斜めにすれば、「当たり」かどうかを判別できるという。このTIPSを公開したサイトのオーナーは、「Pepsiがキャンペーンをやるときはいつもキャップの裏を見てきた。当たり前のことだと思う。みんな昔からずっとこうしている」と主張。でも、道義的にどうかと思うぞ。

「ハッカー」×「ソース」

 まあ、それでもこの脆弱性は、深刻度を増しているWindowsソースコード流出事件に比べれば、ゲームみたいなものだ。Windowsユーザーは、AnchorDeskコラムニストのバモシ氏が指摘している(Windowsのコード流出に感じる「ゼロデイ」の危険)ように、Windowsからのスイッチを真剣に考えたほうがいいかもしれない。

 レドモンドの罠かも、というオープンソース開発者なら、流出したコードから目をそらしてくれるかもしれないが、いったんソースコードが広まったら、それを利用しようという人間が現れるのは、RIAAを狙う「MyDoom.F」登場で証明されたとおり。

「ネズミ」×「ライオン」

 ITネタからはちょっとはずれてしまうが、ジョブズがらみということで、Pixarの話題を取り上げよう。Comcastの買収提案を拒否したDisneyを蹴った、ジョブズ企業、Pixarは、Disneyの後がまとなる配給会社をこれから決めるところだが、その候補としてライオンが名乗りを上げた。

 ライオンといっても、レオでもパンジャでもライオンキングでもなく、咆哮する獅子のオープニングで有名な、MGMのほう。アニメーション部門がないから、DisneyとPixarみたいなギクシャクした関係にはならないかもしれない。Disneyは、Pixarがなくなるのなら、ということで、Jim HensonからBBS黎明期の転送プロトコルにもなったカエルのKermitと雌豚Miss Piggyを買い取った。Pixarの大型移籍で、キャラクター関係もしばらく大変動期に入るかもしれない。

CloseBox

 ストレッチ不十分なまま運動してたら、脚の筋肉を痛めてしまい、しばらく歩けない状態になってしまった。おかげで1週間ほど自転車通勤もストップ。本日より、ようやく健康的な生活を取り戻すことができた。

 今年は飛散が少ないとの予報だが、花粉の季節がやってきた。ゴールデンウイークまではつらいシーズンが続く。ヘルメット+サングラス+花粉マスクの、間違いなく不審人物と化してしまった。みなさんも、お体は大切に。

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