Googleが、3Dデザインソフト「SketchUp」の新バージョンの提供を開始した。作成したモデルは、最新版のGoogle Earthで表示することが可能だという。
米Googleは1月9日、3DデザインソフトSketchUpの最新バージョン「SketchUp 6」の提供を開始した。建物などの写真をなぞって3Dモデルを作成する機能や、文字を3Dに変換する機能が追加されたほか、3Dモデルの表示に透かしや手描き風のスタイルが適用できるようになるなど、よりリアルな3Dモデルの作成が可能になったという。
またGoogleは、これまでβ版だった「Google Earth 4」の正式版リリースも公式ブログで発表している。Google Earth 4ではユーザーインタフェースの改善のほか、3Dモデル表示の強化に力を入れており、表面にテクスチャを張った3Dモデルの表示などが可能になった。
SketchUp 6とGoogle Earth 4の登場で、ユーザーは自分で作成したリアルな3Dモデルを、Google Earth上に表示することが可能になった。SketchUp 6でモデルを作成、Google Earth上での位置を指定し、3D Warehouseにアップロードすると、Google Earthの「Best of 3D Warehouse」というレイヤーに反映されるという。現在、米国のデンバー、ニューヨーク、カナダのカルガリーなどに3Dモデルが反映されている。
SketchUp 6はWebサイトからダウンロード可能。無料版と有料版(495ドル)がある。MacにもPCにも対応している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.