合コンでケータイ番号をゲットする──恋愛系コミュニケーション(4):コミュニケーションをワンランクアップ!(2/2 ページ)
今回は、男女間のコミュニケーションを取り上げます。特に、合コンで気になる子と仲良くなるには、どういうコミュニケーションをしたらいいのか。最近、連敗という人、必見です!
次は、視覚傾向の女性と、聴覚傾向の男性の場合です。
彼女 「最近、全然愛されている感じがしない」
彼氏 「愛してるだろ。いつも好きだって言ってるじゃないか」
彼女 「口ばっかりじゃない。どこにも遊びに連れてってくれないし、何も買ってくれないもの。前なんか、花も、こんなにいっぱい持ってきてくれて、毎週末、どこかに遊びに連れてってくれたのに!」
彼氏 「好きだって言ってるんだから、いいだろ!」
彼女 「言うだけじゃなくて、ちゃんと見せてほしいのよ!」
視覚傾向の人は見せて、連れて行ってほしいのです。でも、聴覚傾向の人は口で言う。その意味では、聴覚傾向の人には、言葉で伝えることが大事ですね。
では、体感傾向の男性と、聴覚傾向の女性の場合です。
彼女 「最近、全然私のこと、愛してくれてない」
彼氏 「じゃあ、こっちこいよ」
彼女 「ちょっと、離してよ。全然、私のこと好きだって言ってくれないじゃない!」
彼氏 「言わなくたってわかるだろ。もっと近くにおいでよ。ほらほら。」
彼女 「ちょっと、離してよっ! 全然わからないわよ!」
彼氏 「言わなくたって、こんなに示してるだろ!ほら、こっちこいよ。」
体感覚傾向の人は、身体で表そうとするんです。でも、聴覚傾向の人は、言葉で言ってくれないとダメなんです。
どんな人も、自分とは違う
恋人や夫婦でも、コミュニケーションで大事なのは、信頼関係を築くことです。信頼関係が形成されている状態とは、相手と場を共有している、一緒にいる感じがする、波長が合っている、という状態です。実際にやってみましょう。
房野 ねえ、ちょっと聞いて……
平本 (背中を向けて新聞を読みながら)ああ、聞いてる、聞いてる!
房野 ひ、ひどい。
平本 これは、ボディランゲージとして全く聞いていないと言ってますね。
房野 夫にそんな態度をとられたら、絶対に離婚します(笑)
彼女が「ねえ、聞いてよ」と声をかけてきたときに、背を向けて新聞なんか見ている状態だと、言葉は聞いているのかもしれませんが、世界は全然、共有していません。「ねえ、聞いてよ」と言われたときに、「どうしたの?」と、ちゃんと向き直ることで、世界を共有している感じになります。
コミュニケーションで大事なのは、タイプ分けやスキルでは決してありません。大事なのは、「どんな人も、自分とは違う」「誰一人として、自分と同じ人はいない」という前提でコミュニケーションをとることです。「どうしたら、この人と共有ゾーンを見つけられるだろうか」と考えてほしい。「同じように見ている(聞いている/感じている)はずだ」「わかっているはずだ」と思って対応すると、ディスコミュニケーションやトラブルの原因になります。これは、上司でもお客さんでも、恋人でも、夫婦でも同じです。
相手は、自分と違うものを見て、違うものを聞いて、違うことを感じ、違う体験をしているのだ、という前提に立ち、「どうしたら共有体験ができるだろうか」という視点を持つことです。これがコミュニケーションにおいて一番大事なポイントであり、必要なことです。
秘密のワンポイントアドバイス
男女のコミュニケーションのポイントは、呼吸を合わせることです。例えば夫婦関係、特に夜の生活がうまくいくコツは、その場面に入る前に、5分でも10分でもいいから、二人で呼吸を合わせることです。そうすると、スムーズに入っていけます。一方がやけに呼吸が速くて興奮しているようだと、相手は怖くなっちゃいますから(笑)
呼吸を合わせる方法は、合コンでも活用できます。例えば、隣に意中の女の子がいて、「けっこう、いい感じになってきたな〜」と思ったら、その子の肩の動きなどを見て呼吸を合わせると、息が合った感じになります。会話をしながら、口調を合わせ、呼吸を合わせていけば、うまくいきますよ。ぜひ、試してみてください。
ただ、これは前もって少し練習しておくほうがいいでしょう。呼吸を合わせるという感覚を一度確認してから、本番に臨んでみてください。
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