匿名ブラウザ「Torpark」を使ってみました
匿名でWebサイト閲覧ができるとして話題を集めたブラウザ「Torpark」を実際に試してみた。TorparkはFirefoxをベースとし、独自のテーマとエクステンションが追加され構成されている。
匿名でWebサイト閲覧ができるとして話題を集めたブラウザ「Torpark」。どのように匿名性を実現させるかという仕組みについては以前の記事に譲り、ここでは、実際に使ってみた様子をレポートしたい。
ダウンロードページから、現時点での最新版、Torpark1.5.0.7.exeを手に入れた。これを自己解凍してできたTorpark 1.5.0.7フォルダ内のTorpark.exeをクリックするだけで起動する。この、約26メガバイトのフォルダだけをUSBメモリに入れて持ち運ぶことも可能だ。
起動時にFirefoxを別に立ち上げていると、それを終了させるかというダイアログが出るので、終了させる必要がある。
TorparkはFirefoxをベースに、独自のテーマとエクステンションが追加されている。基本的な機能はFirefoxと変わらない。エクステンションは以下の通り。
- Adblock
- Firesomething
- Flush Tor Circuit
- Live IP Address
- Switch Language
- Torbutton
- NoScript
- ドイツ語・フランス語・中国語・アラビア語のLanguage Pack
起動中には「Establishing Tor Circuit」という表示が出て、少し待つことになる。起動してからも、プロキシ経由でアクセスするので、Webサイトの読み込みには全体的に時間がかかる。「The proxy server is refusing connections」という表示が出て、Webサイトにアクセスできないこともある。
接続ホストの確認は、「アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】」で行った。まず、普通のFirefoxからだと以下のようになる。
次はTorparkを使った場合。同じPCからアクセスしているが、表示されるホスト名はプロキシのものだ。しばらく間を空けてアクセスすると、別のIPアドレスが表示される。
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