伊・高級万年筆「ビスコンティ」のアートコレクションが11月に発売
イタリアの高級ハンドメイド万年筆ブランド「ビスコンティ」のアートコレクションが11月上旬に発売になる。万年筆のペン先には14金をあしらった。また、1000本限定でローマ美術をモチーフにしたロマニカシリーズも発売する。
日本シイベルへグナーは、イタリアの高級ハンドメイド万年筆ブランド「ビスコンティ」からアートコレクション「Art nouveau」(アール・ヌーヴォー)、「Art renaissance」(アート・ルネッサンス)、「Art ellenic」(アート・エレニカ)を全国有名百貨店と筆記具専門店で11月上旬に発売する。
ビスコンティは、ダンテ・デル・ベッキオ氏とルイージ・ポリ氏の2人の万年筆収集家がイタリア・フィレンツェで1988年に設立した。1920〜1950年代の“万年筆黄金時代”を再現することをテーマに、デザインだけを復刻するのではなく、1930年代のセルロイドなどの素材を生産するなど、昔ながらの手法で万年筆を作っている。一方、インクの吸入方法は「パワーフィラー」を新開発。大容量のインクを簡単に吸入できるビスコンティ独自の画期的な仕組みだという。
今回、発売するアートコレクションシリーズは、世界に影響を及ぼしたヨーロッパの美術・建築様式をテーマにしたもの。3モデルにはそれぞれ万年筆とローラーボールペンを用意し、万年筆のペン先には14金を採用した。価格はアール・ヌーヴォーの万年筆が9万4500円、ボールペンが7万3500円。アート・ルネッサンスの万年筆が8万4000円、ボールペンが6万8250円。アート・エレニカの万年筆が10万5000円、ボールペンが7万8750円。
このほか日本シイベルへグナーでは、「ビスコンティ」ブランドとして「ROMANICA」(ロマニカ・バーメイル/ロマニカ・シルバー)も同時に発売する。こちらはローマ帝国が繁栄した1000年間にちなんで、それぞれ世界限定で1000本用意した。価格はいずれも28万3500円だ。
「ロマニカ・バーメイル」は、ボディのベースにアクリロイドを使用。大理石のような滑らかなボディを、スターリングシルバーに24金をコーティングした「バーメイル」で覆った。栄光と繁栄を表現したという。「ロマニカ・シルバー」は、光沢感のある黒のアクリロイドにスターリングシルバーを合わせた。
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