マルチディスプレイで左右別々の壁紙を使う:3分LifeHacking
一般的なマルチディスプレイでは、壁紙は左右同じ画像しか設定できない。しかし「MultiWallpaper」を使えば、左右異なる画像を壁紙として設定できるのだ。
「短期集中連載:マルチディスプレイで仕事の効率アップ」でも触れられているように、2台以上のディスプレイを1台のPCにつなげて使う「マルチディスプレイ」は、業務の効率アップに絶大な効果を発揮する。なにせデスクトップ領域が2倍以上に広がるわけだから、机の広さが2倍になったのと同じである。作業がしやすくなるのも当然だ。
ところで、一般的なマルチディスプレイ環境では、壁紙はプライマリ/セカンダリどちらの画面に対しても、同じ画像しか設定できない。背景を単色で塗りつぶしているのならまだしも、同じ壁紙が左右に2枚並ぶのは少々物足りない。
こんな時にお勧めなのが、左右の画面にそれぞれ別の壁紙を設定することができるソフト「MultiWallpaper」だ。機能はまさに別々の壁紙を表示するだけで、そのほかにこれといった芸はないのだが、こうした「かゆいところに手が届く」ソフトは貴重な存在だろう。
本ソフトの導入後。左右別の画像を壁紙として設定できる。両画面にまたがる壁紙を表示する機能はないが、ひとつの画像を2つのファイルに分けて保存し、それぞれを左右の画面に壁紙として設定すれば、擬似的に両画面にまたがる壁紙の設定もできる
マルチディスプレイ左右それぞれに別の壁紙を設定できるようになると、アイデア次第でユニークな使い方ができるようになる。例えば、職場の内線表や取引先電話番号の一覧を画像に変換し、セカンダリディスプレイの壁紙として貼り付けてしまうのはどうだろう。セカンダリディスプレイの利用頻度がそれほど高くないなら、意外とイケるかもしれない。ファイルの画像化には、以前本連載で紹介した「PDFCreator」を使ってもいい。
余談だが、筆者の知り合いで、Excelのシートのスクリーンキャプチャを撮り、壁紙として設定している知人がいる。何のためにそんなことをするかと聞いてみたところ、上司が後ろを通りがかった際、[Windows]+[D]でアクティブウィンドウを最小化すれば、「Excelを使っているように見えるから」という答えが返ってきた。要するにサボリがバレないための小技なのだが「なるほどこれはこれでLifeHackかもしれない」と、変なところで感心してしまった筆者であった。
ソフト名 | MultiWallpaper |
---|---|
URL | http://soft.g-sce.com/multiwallpaper/ |
作者 | 乗りれ |
価格 | 無料 |
OS | Windows XPで動作確認 |
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