3つのスタイルを切り替え――コクヨのデスクシステム「Hybrid Cell」
集中したい時、上司に相談したい時、みんなでミーティングしたい時――そんな3つのワーキングスタイルにすぐに切り替えられるデスクシステムが「Hybrid Cell」だ。
1人でじっくり仕事に打ち込みたい時、ちょっと上司に相談したい時、みんなで集まってミーティングしたい時――思い立った時にレイアウトをすぐに変更できたら、ビジネスも加速する。コクヨファニチャーは、デスクやパネルを自由にスライドしたり回転させたりすることで、レイアウトを変更できるデスクシステム「Hybrid Cell」(ハイブリッド セル)を2007年1月25日に発売する。6席のレイアウトで1席18万円。
Hybrid Cellは、レイアウトの基幹となるレール状のベースに接合されたデスクやパネルを、従業員自身が好きなときに好きな位置に動かしてレイアウトを変更できる。1人で集中したい時はパネルを立てたり、後ろの上司と机を向き合わせて簡単にディスカッションしたり、島全体の机を回転させてミーティングスペースにもできる。
レール上のベースには電源や社内LAN用Ethernetポートなどを装備。レイアウトを変更したとしても、電源や社内LAN用Ethernetポートが隠れずに利用できる。
コクヨによれば、単なる「個室やフリーアドレス」では社員のやる気は十分に引き出せない(8月25日の記事参照)。「仕事に対するモチベーションを維持したり、メンバーとの活発なコミュニケーションを促したりする環境が求められている」(コクヨ)というわけだ。
コクヨは、「人」「情報」「時間」の動きの中で自然と交差(クロス)する仕掛けを施した新しい空間を「クロスオフィスコンセプト」として提案。Hybrid Cellもその一環となる製品だ。
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