2007年、人気の手帳のポイントはコレ:リレー連載・今日から始める手帳選び(2)(2/2 ページ)
たくさんの種類の手帳がありますが、ほかの人はどんな手帳を使っているのでしょう? 実際に売り場へ行き、人気の手帳にはどのような特徴があるのか、調べてきました。また、手帳を選ぶときの目安も簡単にまとめています。
2006年末、私が手帳に求める機能は……
いろいろな手帳を見た結果、今の自分が手帳に求める機能は大体、以下の3つだということが分かりました。
1つ目は、週の目標やToDoを書くエリアが、手帳の上部にあってほしいということ。「○月第×週くらいにやる」「○月△日頃この仕事をしたい」といった、日程がきっちり決まらない予定を、“週のタスク”として書けると便利です。また、この欄が手帳の下ではなく、上部にあったほうが、開いたときにパッと目に飛び込んできて、使いやすそうです。
2つ目は、自分には見開き1週間か2週間くらいが合っていそうだということです。月間カレンダータイプ、見開き2週間タイプ、見開き1週間タイプ、1日1ページなどさまざまな手帳がありますが、これは結局自分が手帳に書き込む用件の量に合わせて決めるのが良さそうです。
1日の用事が大体2件以下なら、小さな手帳のカレンダータイプでも書き込めます(学生のころはそうでした)。それ以上用事がある場合は、さすがにカレンダータイプでは窮屈なので、見開き1〜2週間タイプが使いやすそうです。ただし、2週間タイプは1週間タイプに比べると、かなり種類が少ないようです。
逆に、日記を兼ねたいという場合は「ほぼ日手帳」など、1日1〜2ページある手帳がいいと思います。このタイプは、たっぷり書ける代わりに、一覧性は悪くなります。今回は「長いスパンのスケジュールを管理する」のが一番の目的なので、見開き1週間か2週間くらいのものに惹かれました。
3つ目は、「スケジュールは、月間か週間かどちらかだけでいい」ということ。実際には、どちらかに統一している手帳はほとんどなくて、ほとんどの手帳が月を一覧できるページと、週(あるいは日ごと)を一覧できるページを両方備えていました。書くところが分かれているのはダブルブッキングの可能性があり、危険です。スケジュールを書くところは一元化したほうが間違いがないし、要らない方を削ってその分薄い方が、持ち歩く用の手帳には向いているのではないでしょうか。長期スケジュールを見るには、年間スケジュールのページがあれば充分だと思います。
以上3つのニーズに合った、「使ってみたい」と思った手帳はどれでしょうか? 次回に続きます。
コラム:もうアドレス帳は要らないかも……
ところで今回、3年ぶりに手帳を選んでいて思ったのが、「もうアドレス帳は要らないのではないか」ということです。
普段の自分の生活を思い返すと、電話は携帯からかけますし、メールはPCや携帯から送ります。数年前に比べると、紙のアドレス帳を見て電話をしたり、メールを送るという頻度が非常に低くなっているので、紙のアドレス帳に連絡先をわざわざまとめる必要はないな、と思うのです。
仕事では“一定の期間だけ連絡を取る相手”も多いのではないでしょうか。携帯やPCのアドレス帳に登録するほどではない場合は、スケジュール帳の中に連絡先を書くか、ポストイットに書いて貼っておく方が、アドレス帳に書いておくよりもむしろ便利です。
売り場で見たところ、ほとんどの手帳にはアドレス帳が付いていましたが、あと数年もしたら、アドレス帳はオプション品になっていくのかもしれません。
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Webサービス+携帯で過ごしてきたのですが、3年ぶりに紙の手帳に戻してみようと思い立ちました。でも、世の中にはものすごい種類の手帳があって、どれを選べばいいのやら……。この連載ではBiz.IDの複数のスタッフが“気になる手帳”“仕事に役立つ手帳”を紹介していきます。
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