手動で充電、災害時には3通りに使える「SuperレスQ隊」:エコプロダクツ2006
「SuperレスQ隊」は災害時にLEDライト、FMラジオ、携帯の充電器と1台で3役を兼ねる道具だ。本体についた紐を引っ張ることで手動で充電できる。
「いつかしよう」と思いながら手付かずになっているのが災害対策だ。筆者が暮らす部屋は狭く、いつ来るか分からない災害のために大げさなものを備えるのも気が進まない。災害への備えといえば水や食料がまず思い浮かぶが、ほかにもラジオや懐中電灯などの電気が必要なグッズもある。
12月16日まで開催する「エコプロダクツ2006」に出展中の新電電事業協同組合が販売する「SuperレスQ隊」(5980円)を使うと、電気関連の防災グッズをコンパクトにまとめられそうだ。災害時には白色LEDライト・FMラジオ・携帯の充電器と1台で3役を兼ね、手動で充電できる。
SuperレスQ隊の本体には紐のついたリングがある。災害時にはこのリングを本体から約75センチ離れるまで引っ張り、これを1分間に80回程度繰り返して充電する。また、通常時はACアダプタからの充電も可能だ。ただし、長時間利用しないと蓄電性能が低下する可能性があるため、同組合では2カ月に1回5分程度の蓄電を勧めている。
約80回引っ張ると、LEDライトは20〜25分、ラジオは音量や電波状況により20〜60分程度利用できる。3分間引っ張ると、携帯で3〜5分間の通話、2時間の待ち受け程度の充電ができるという。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応する3種類の接続口を備えるが、一部の機種には非対応だ。
本体の大きさは12×4.2×2.3センチ(高さ×幅×奥行き)で、重量は120グラムと一般的な携帯電話と同程度だ。カラーはシルバーとレッドの2色。「普段からバッグに入れて携帯してほしい」と同組合の担当者が話すように、持ち歩いても苦にならないサイズだろう。現在、この3機能に加えて防犯ブザーも追加した新製品を開発中だという。
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