2007年の気になる手帳を使ってみる――能率手帳キャレルA6バーチカル:リレー連載・今日から始める手帳選び(6)(2/2 ページ)
3つの手帳を選んだカマタさん。2番目は「能率手帳キャレルA6バーチカル」を試しました。日経WOMANと共同開発したという女性を意識した手帳です。
キャレルの使い心地
高橋書店の「フェルテ7」を使ったあとにこれを持つと、かなり分厚く感じました。バーチカルは1週見開き2ページな上にマンスリーカレンダーもついていますし、「高級オリジナル能率手帳用紙」使用とあるので、どうしても厚くなってしまうのでしょう。
2005年に途中までつけて使いこなせなかったクオバディスのビジネスプレステージ(12月20日の記事参照)を開いてみましたら、バーチカルですが、マンスリーは付属しません。マンスリーにもバーチカルにも同じことを書くのは時間のムダのような気もするし、手帳をいくつも持っているときに陥りがちな「片方には書いたけれども転記するのを忘れダブルブッキング」「書き忘れた方でスケジュール確認をしたために約束をすっぽかした」という懸念もあります。
そこで、発想を切り替えてみました。「バーチカルをスケジュールで全部埋める」というやり方をやめて、「予定はマンスリーカレンダーに記入し、バーチカルは記録に徹する」ことに。つまり、スケジュールはマンスリーに、ToDoリストはバーチカルに書くことに決めたわけです。
日々の記録は、食事や読んだ本、観た映画など。色を変えれば書くのも楽しいかもしれません。バーチカル部分の下に「Notes」があるので、そこに体重の記録を記すことに決定です。罫線もありますから、食事をした時間に○をつけてひっぱり、細かく書いていきます。かなりのスペースを当てることができて使いやすいです。
残念ながら、土日はコマが小さくなります。いつもの1日分に土曜も日曜も入り、さらにはカレンダーもあるので、平日の半分以下のスペースしか確保できません。バーチカルの中には7日間均等割のものもあるので、土日も含めてアクティブ派は、均等割のほうが向いているでしょう。
挟み込みになっていた「路線図」ですが、これは文字が小さくて、情報量が多い「東京近郊鉄道網図」は一部判読が難しいものもありました。
相性のいいペン
細いペンの方が書きやすかったので、前回同様、三菱鉛筆の「ユニボール UB-155」と、OHTOの「アメリカンテイスト」という2つのペンを使用。どちらも滑らかで書きやすいのが特徴です。たまたま「STABILOポイント88シリーズ」というファイバーチップペンの20色セットを購入。0.4ミリの芯なので細かく書けます。重要な部分もひと目で分かるようにできました。
次回は「能率ダイアリー タイムデザイナー」をリポートします。
提供元 | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
日本能率協会 | 能率手帳キャレルバーチカルA | 1365円 |
OHTO | アメリカンテイスト | 525円 |
STABILO | ポイント88シリーズ ゼブラ丸形ケース入り | 2100円 |
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