Webメール、スケジューラ、Wiki――フィードパスが“全部入り”サービス
Officeの添付ファイルも閲覧可能な容量1GバイトのWebメール、iCal形式に対応したスケジューラ、情報共有のためのWikiなど、全部まとめて提供するオンラインサービスが「feedpath Zebra」だ。
フィードパスは12月25日、Webメールやスケジューラなどのオンラインサービスを組み合わせたソリューション「feedpath Zebra」のβ版の先行提供を開始した。大手ISP事業者をはじめ、ガーラなどの複数企業に提供している。
feedpath Zebraは、米Zimbraの「Zimbra Colloaboration Suite」を日本語化し、フィードパスが独自にカスタマイズを加えたもの。インターネット経由のオンラインサービスとしてソフトを提供する「SaaS(Soft as a Service)」(@ITの用語辞典)として提供するほか、ISPなどにはライセンス提供を行う。
フィードパスのSaaSでは、容量1GバイトのWebメールとアドレス帳が利用できる「Zebra White」と、Webメールとアドレス帳のほか、iCal形式に対応したスケジューラなどを搭載した上位サービスの「Zebra Black」を用意。Zebra Blackでは、情報共有するためのWiki機能や、CSV形式のファイルをインポート/エクスポートできるスプレッドシート機能も備えている。
なお、Zebra BlackのWebメールでは、「.doc」「.xls」「.ppt」形式の添付ファイルをHTMLに変換することも可能で、マイクロソフトのOfficeを所有していなくともファイルを閲覧できる。さらに、検索したキーワードでフォルダを生成したり、メールごとのタグ付けもサポートした。
フィードパスのSaaSの利用料は、Zebra Whiteが1アカウント月額1280円。Zebra Blackは同2480円。いずれも初期費用10万円が別途必要。申し込みは10アカウント以上、300アカウントまでとなっている。
フィードパスでは、「メールは業務を遂行する上で必要不可欠なアプリケーションとなっているにも関わらず、登場以来大きな変化なく現在に至っており、企業の業務体系には合致しないものとなりつつある」とコメント。2007年の日本版SOX法を見据えて、feedpath Zebraの先行提供を開始したとしている。
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