こんなに濡れても大丈夫――動画で見る新Let'snoteの“落ちっぷり”
デスクから「落とす」、水を「こぼす」――いずれもノートPCにとっては大敵だ。CPUやメモリなどの性能も重要な要素だが、携帯するのが当たり前のモバイルPCはより“タフさ”が求められている。
作業机からPC本体を落としたり、キーボードに水をこぼしたりして、PCを修理に出した経験のあるユーザーは少なくないだろう。携帯するのが当たり前のモバイルPCは、そうした“危険”に直面しやすい。
モバイルPCはタフであれ――。フルモデルチェンジした松下電器産業の「Let'snote R6」(CF-R6)は、そんなユーザーの要望に応えた製品といえそうだ。
3月8日に発売するCF-R6は、Windows Vista Businessを搭載。CPUには超低電圧版のCore Duo U2400(1.06GHz))を採用した。従来モデルより基本性能が向上したが、それよりも目を惹いたのは、「机の高さからの落下を想定した」という「76センチ底面方向落下試験」をクリアしたこと。また、天面全体で100重量キログラム加圧振動試験もパスした。
さらに、キーボード全体に水をかけても動作する全面防滴を実現。防水加工を施したキーボード、その下には防水シートを敷くなど、パーツ単位で防水処理しているほか、雨どいのような排水溝をめぐらせた「ウォータースルー構造」で全体でも排水する仕組みだ。
ちょっと残念なのは、メインメモリがデフォルトで512Mバイト、最大でも1536Mバイトまでしか搭載できないこと。初期状態ではWindows Vistaの新GUIである「Windows Aero」を有効にするとなると、少々心もとない。松下でもCF-R6のWindows Aeroは初期設定で無効にしており、「できれば512Mバイト増設してほしい」(ITプロダクト事業部の星川央行主任)という。店頭販売や松下の販売サイト「マイレッツ倶楽部」では、増設メモリを無償もしくは割引価格で追加できるキャンペーンを実施するので、こちらを利用するのも手だ。
とはいえ、標準バッテリで約8時間駆動すること、約930グラムの軽量ボディは魅力だ。「(同社の堅牢PC)TOUGHBOOKの技術も取り入れて、さらに堅牢になった」(ITプロダクト事業部の高木事業部長)というCF-R6は、現場を駆けずり回るビジネスパーソンの強力な武器になるだろう。
なお、店頭販売はWindows Vista Business搭載モデルのみ。法人向けにはWindows XPモデルも販売する予定だ。オープン価格だが想定価格は20万円弱だという。
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