携帯もiPodもDSもZERO3も──AC一体バッテリー:ギフト・ショー春2007
携帯もiPodもDSもZERO3も充電できる、ACアダプタ一体型リチウムイオンバッテリーが登場。アクセサリータイプの携帯充電用太陽電池も発売予定。
外を飛び歩くビジネスパーソンの必携ツールの1つが、外出先でも携帯電話やiPodなどを充電できるツール。ギフト・ショー春2007のリンケージブースに展示してあるのは、リチウムイオンバッテリーを使ったマルチ充電機の新製品だ。
ACアダプタの差し込み口を見れば分かるように、iPodとほぼ同程度の大きさ。けっこう軽い。従来850mAh版を発売していたが、「iPodの充電ニーズが増えている。対応するために容量を増した」という。残念なことに対応電圧は100ボルトのみ
特徴は大きく3つある。1つはボックス型のバッテリーを直接コンセントに差せるACアダプタ一体型であること。2つ目は容量がアップし、従来型では厳しかった30Gバイトや60GバイトのiPodも音楽を聴きながら充電が可能になったこと。3つ目は、ケーブルをつなぎ変えることで、携帯だけでなくウィルコム端末や、ニンテンドーDS、W-ZERO3も可能になったことだ。
内部には1300mAhのリチウムイオンバッテリーが内蔵され、FOMAなどの携帯であれば5.4時間の通話が可能な容量だという。バッテリー自体は500回の充電が可能だとしている。容量とACアダプタ一体型である割に軽量。100グラムを切る程度の重さだ。価格は3500円前後となっている。
リンケージによると、FOMA登場以後、ドコモやKDDIなどの携帯キャリアが進めた「ACアダプタ別売り」施策によって、サードパーティ製のACアダプタの需要が増大したという。コンビニでよく見かける乾電池を使った充電器の需要が最も高いというが、本製品のようにさまざまな機器に使えるマルチ充電器の需要も増えている。
パーソナル太陽電池も一般的に?
携帯やiPodなど持ち歩く電子機器の増加と、エコロジー的発想をうまく融合させたパーソナル太陽電池。中国のMEGAは、カバンやリュックサックに組み込んだ携帯充電用太陽電池キットを展示している。
ゴルフバックやリュックサックなどの表面に太陽電池を組み込み、バッテリーを充電。バッテリーに携帯をつなげれば充電できるという仕組みだ。「8時間ほど太陽の光を当てれば満充電される」ので、バッグを持って外を歩いているだけでイザというときのための充電が完了する。
このキットを応用した“太陽電池携帯充電アクセサリー”も、この春発売を予定している。小型の太陽電池とバッテリーを手鏡や名刺ケースに組み込んだもので、ケーブルでつなげば携帯の充電が可能。ビジネスパーソンだけでなく女子高生への販売を狙うという。
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