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杏奈のパソコン選び――営業用とデザイナー用のパソコンを一括注文するの巻Special(2/2 ページ)

27歳の小島杏奈は、CADデザイナーだった先輩社員の大熊誠一と高橋貴代美に誘われ、デザイン事務所を設立した。これまで使っていたパソコンが壊れたので、新しく営業用とデザイナー用のパソコンを購入しようとするが……。

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 からかわれてムスッとしている杏奈に、「なんかオレも外出用に新しいパソコンがほしくなっちゃったな。適当に選んでみてよ」と誠一。誠一たちCADデザイナーが使うとなると、当然スペックも高くなる。「今度は私が選ぶんだ」と心に決めた杏奈は、先ほど仕様を確定したEndeavor NA102をカートに入れ、再度パソコン選びを始めた。

誠一のパソコンを選ぶ

 もちろん、杏奈は貴代美ほどパーツを詳しく知っているわけではない。しかし、先ほど一連の流れでひと通りの注文の仕方は分かった。名付けて「分かるパーツから決めていこう」作戦である。

 またもや「詳細比較」機能で選定したBTOのベース機は「Endeavor NJ5000Pro」。どこかのニュースサイトでは、「グラフィックスワークステーション級の性能」とまであった(2006年10月の記事参照)。3D CADソフトも動作するOpenGL対応の「ATI Mobility FireGL V5200」をBTOで選択できるエプソンダイレクトのフラッグシップモデルだ。NJ5000Proの機能を強化すればきっと誠一も満足してくれるはず。

 ということで、まず「ビデオ欄」のプルダウンメニューにあわせて、一番下の「ATI Mobility FireGL V5200 (512MB)」を選択。すると、「(デフォルトで選択されている)『15.4型WSXGA+液晶』の場合は、『ATI Mobility RadeonR X1600 (256MB)』をお選びください」とナビゲーションが表示された。

 「うう」たじろぐ杏奈。後ろをみると誠一がにやにやしながら、指を上に向ける。CADに関わらず、デザインの仕事に重要な要素は画面サイズと解像度。パソコンに疎い杏奈だってそれくらいは知っている。ビデオ欄の上にある「液晶サイズ」で、15.4型WUXGA(1920×1200ピクセル)液晶を選択。すると画面からナビゲーションが消えた。「ふう」と額の汗をぬぐう杏奈である。その後もナビゲーションに従い、時に誠一の“助け”を借りながら何とか注文を完了。カートに入った杏奈と誠一のパソコンを一括購入したのだった。


選べないパーツを選択したときは表示がでる。落ち着いて選択し直そう

カートに入った2台のパソコン。この状態で手続きを進めれば一括で購入できる

Endeavor NJ5000Pro

本体手前に各種インジケーター。無線LAN(オプション)の切り替えスイッチやマイク入力端子、ヘッドフォン出力(ステレオ)/光デジタルオーディオ出力(S/P DIF)端子を装備。右にはメモリカードスロット(マルチメディアカード、SDカード、メモリースティック、メモリースティックPROに対応)も

キーボード。キーピッチは19ミリ


本体右側。手前から、CFカードスロット、USB2.0ポート×2、IEEE1394ポート、S-ビデオ出力端子、デジタル(DVI-D)出力端子、アナログ出力端子、アナログモデムポート、ギガビットLANポート

本体左側。光学ドライブ

背面左側に電源アダプタの入力端子とUSB2.0ポート×2


 「今日のプレゼン、うまくいったな」。購入したばかりのノートパソコンを抱えながら誠一と杏奈がうなずきあう。注文から1週間、無事NA102とNJ5000Proが届き、今日の大事なプレゼンテーションの日を迎えたのだ。

 外回りに忙しい杏奈だったが、貴代美が選んでくれたこのNA102――杏奈はマルニンと呼んでいる。「102」からとったようだ――も意外としっくりきた。誠一もNJ5000Proでいろいろ試しているようだ。「今度は、Google SketchUpとGoogle Earthでプレゼンしよう」と鼻息も荒い。杏奈、誠一、貴代美の物語はこれから始まるのである。

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