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Skypeでユーザーによる「有料サービス」が可能に
Skypeの新機能「Skype Prime」は、ユーザーが通話相手に料金を課すことができる機能。料金は、サービス提供者のPayPal口座に入金される仕組み。
米eBay傘下のSkypeは3月7日、最新版のSkypeに新機能「Skype Prime」を追加したと発表した。Skype Primeは、ユーザーが電話をかけてきた相手に有料で情報サービスを提供できる機能。
同様の機能は、既に固定電話や携帯電話では普及しているが、有料サービスの提供者と通話の発信者が、同じ国内にいないと使えない場合がほとんど。これに対し、Skype Primeでは国境を越えた有料サービスの提供が可能。さらに、ビデオ通話も利用できる。課金は、分当たり料金のほか、その都度固定料金を設定することもできるという。
Skype Primeを使うには、サービス提供者と発信者の両方が、Skypeの最新バージョン(Skype 3.1.0.134 beta for Windows)以降を利用している必要がある。料金は、発信者側のSkypeアカウントのSkypeクレジットから引き落とされ、Skype側で30%の手数料などを差し引いた後、サービス提供者のPayPal口座に入金される仕組み。
Skype Primeで有料サービスの提供者となるには事前の登録が必要。企業や個人事業者でなくとも登録は可能だが、料金の受け取りに必要なPayPalのサービスが利用できない国もあるため、登録前に確認が必要としている。
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