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杏奈のパソコン選び――お父さんの“Second Life”用パソコンを探すの巻Special(2/2 ページ)

デザイン事務所の営業として今日もノートパソコン「Endeavor NA102」を小脇に抱えて外回りに精を出す小島杏奈。元気が取柄の杏奈だが、最近は退職した父が心配でちょっと気を落としている――。

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 結局、ノートパソコンの「Endeavor NA702」に決めた。デスクトップを購入して書斎に引きこもりがちになっても困るし、移動が簡単なノートパソコンならリビングで母親とも一緒に使えるのではないか、と考えたからだ。一応Second Life以外の要素も配慮したのである。BTOでは、デュアルコアCPUのCore 2 Duo T5500(1.66GHz)やSXGA+の高解像度ディスプレイ(14.1インチ/1400×1050ピクセル)を選択した上、メモリも1.5Gバイトに増やした。

 数日後、早速Endeavor NA702が届いた。杏奈は、康夫のためにSecond Lifeをインストールした。「わー、すごーい。街の中に人がいっぱいいるよ」。誠一のパソコンでも見たはずだが、改めてNA702で見ると広大な仮想空間にため息がでる。康夫も「おお、これはスゴイ」と興味深そうだ。

 「杏奈、ありがとうな」「ううん、お父さんもSecond Lifeを充実させてね」「ん、杏奈」「何?」「セカンドライフっていうのは老後のことだぞ」「ええー、ワタシ、Second Lifeのことだとばっかり思ってたー」

 てへ、と舌をだして謝る杏奈。康夫は「いいんだ。杏奈がお父さんを心配してくれたことのほうがうれしいよ」と優しく笑うのであった。


Endeavor NA702」。写真はWindows Vista搭載モデル

キーボード

キーボード右上には、電源スイッチと各種インジケーター


キーボード左上には、Bluetoothや無線LANなどのオン/オフボタン

左手前にはCDやDVDプレーヤーなどの操作ボタン

右手前には各種インジケーター


中央手前のタッチパッド

左側面にオプティカルメディアのドライブ。このモデルはDVDマルチプレーヤーを搭載。USBポートや外部ディスプレイ出力(アナログ)、Ethernetポート、アナログモデムポートなどもこちら

右側面にはPCカードスロット、SDカードやメモリースティックに対応したメモリカードスロット、IEEE1394ポート、USBポート×3を搭載


背面右側に電源アダプタの挿入口

Second Lifeも起動した

「わー、すごーい。街の中に人がいっぱいいるよ」と杏奈

Second Lifeにハマったのは

 さて、それから数日。康夫は杏奈に選んでもらったEndeavor NA702とスキャナを使って、杏奈が小さいころに撮影した写真をデジタル化していた。「どうだ母さん、杏奈もこんなカワイイころがあったんだなぁ」「あら、今でもカワイイじゃないですか」「そりゃそうだ」。康夫と真紀子の笑い声が響く。「俺もまた写真をやろうかな。うん、大きくなった杏奈を撮ってやろう」。ここ十数年、多忙ですっかり縁遠くなっていた自分の趣味を思い出した康夫であった。


康夫「また写真撮ってやるからな、杏奈」

 結局、Endeavor NA702で康夫がSecond Lifeにハマることはなかったが、写真の整理やインターネット通販などに活躍し、生活に根付きつつあった。一方、杏奈はといえば、実はデスクトップパソコンの「Endeavor MR3100」をちゃっかり購入していた。本来は、デザイン事務所で役に立つようにCADを勉強するために購入したMR3100――だったのだが、なぜかSecond Lifeマシンと化しているのは誠一にも秘密なのである。

Second Lifeマシンと化した杏奈のデスクトップパソコン


本体前面上部。向かって右側がメモリカードリーダー。左側がオプティカルディスクのドライブだ

本体前面下部。左側に電源ボタンや各種インジケーター。右側にUSBポート×2、IEEE1394など


本体後ろ上部。USBポート×4やEthernetポートなどが見える

こちらは下部。電源など

側面のカバーを外したところ。コード類はコンパクトにまとめられている

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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