第6回 HDDのダイエット法:“PCで仕事”を速くする(2/2 ページ)
HDDも安くなり大容量のものが最初から付いてくることが多くなった。しかし、それでもあればあるだけ使ってしまうのがHDDだ。いらないファイルを、どう探し出して削除すればいいかを考える。
筆者は仕事柄かなりの数の写真を撮るのだが、これらはPC内にサムネイルを残して、オリジナルはFlickrにアップロードするようにしている。サムネイルの作成には、「IrfanView」のバッチ機能を使う。元画像の40%くらいに縮小し、JPEGの圧縮率を高めにすれば、オリジナルが2.5Mバイトくらいあった写真が、50Kバイト程度(約50分の1だ)になる。
画像以外は「VOX」を使っている。無料のブログサービスVOXでは、1本あたり最大50Mバイトまでの動画(FLV、AVI、3GP、MOV、MP4、MP2)や、1本あたり25Mバイトまでの音声(MP3、MP4、M4A、AMR、Ogg Vorbis、WAV)をアップロードできる。合計で1カ月2Gバイトまでと相当な余裕がある。VOXにアップしつつ、内容をブログとして書いておけば、後から検索するのも容易だ。
また、Windows配下のマルチメディアファイル(壁紙など)も、必要ないものは削除してしまおう。筆者の環境では668個が見つかり、30Mバイト近くを占有していた。
HDDダイエット──上級編
続いて、HDDの中身を手動でチェックしていく。
まず「\Windows」フォルダ内に、「$NtUninstall……」というフォルダが大量にないだろうか。筆者の環境では95個のフォルダができており、容量は145Mバイトに及んだ。このフォルダは、Windowsアップデートのアンインストールフォルダだ。ソフトウェア更新を元に戻す際に利用する。逆にいえば、(あくまで自己責任だが)消去してもアンインストールができなくなるだけだ。
続いて、Windows\tempフォルダを見よう。ここに存在する各種ファイルも、一時ファイルだ。また、Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Tempフォルダにも、ユーザーごとの一時ファイルが保存されている。これらも削除すれば、けっこうな容量が確保できる。特に、Windowsの異常終了が多い人は、ここをチェックしてみよう。
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