A4用紙でミニ地図帳を作る:3分LifeHacking
「自分だけのメモ帳」から2カ月。今度は「自分だけの地図帳」が手軽に作れるサービス「ALPSLAB print」が登場した。
A4用紙で自分だけのメモ帳を作ったのは2月だった。あれから2カ月以上たった4月26日、自分だけの地図帳が作れる「ALPSLAB print」をALPSLABが公開した。
ALPSLAB printは、A4用紙に複数の地図を面付けし、小さな本のようなミニ地図帳を作成できるサービスだ。ALPSLAB baseやALPSLAB routeの地図情報を印刷できる。自作メモ帳で利用した「PocketMod」のように、プリント用紙を表紙と背表紙など8ページに分割し、それぞれの“ページ”に地図情報を設定し、折りたたんで地図帳のようにできるわけだ。
ただ、いくつかのリフィルを設定できたPocketModとは異なり、ALPSLAB printは現在のところ、以下の3種類のパターンだけしか選べない。
- 見開き3ページ×3種類の縮尺による地図印刷(ALPSLAB base)
- 全体図、出発点、到着点、ルート情報などのページで構成されるルート地図印刷(ALPSLAB route)
- 全体の一面地図の印刷(縦/横)
便利そうなのは自転車で移動するための地図。できれば両面印刷できるといい。表面にルート地図印刷、裏面に全体の一面印刷をプリントするのだ。試してみよう
PDFファイルにセキュリティがかかっていた
ALPSLAB printによる出力はPDFファイル。このPDFファイルをローカルにダウンロードし、結合ソフトを利用すれば簡単に両面印刷できるはず。さっそくクセロの「瞬間PDF ZERO」を利用したがPDFにセキュリティがかかっていると表示され、結合できなかった。どうやら、ALPSLAB printで出力するPDFファイルにはセキュリティがかかっているようだ。
そこで「FinePrint」を利用することにした。FinePrintはプリンタドライバとして動作するソフト。印刷先に指定すれば、どんなアプリケーションでもプレビュー表示できるほか、複数のファイルを結合せずに同時に印刷できる(1月22日の記事参照)。今回は、この複数ファイルの同時印刷機能を利用したというわけだ。
結果は、ばっちり両面印刷できた。実際に折りたたんでいる様子は下記の動画を参考にしてほしい。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
サービス名 | 内容 |
---|---|
ALPSLAB print | 自分だけの地図帳が作れる |
FinePrint | 複数ファイルを同時に印刷できる |
関連記事
- 目的地までの経路をプリントアウトして共有できる地図サイト
ゴールデンウィークが近づいてきた。長期休暇を利用して田舎に帰ったり、仲間とともにドライブに出かけたりする人もいるだろう。カーナビの普及率も上がってきたが、何人かで出かけるときは、行く先までの経路をプリントアウトするやり方も情報共有に効果があるのだ。 - PDFファイルを無料で分割・結合する
マニュアルなど、数十ページにわたる大きなPDFファイルのうち、特定のページだけをよく閲覧やプリントするなら、そこだけ“分割”できると便利だ。逆にばらばらになったPDFを“結合”できるソフトもある。 - 「あの場所まで歩いて何分?」をツールで把握する
前回「あの場所まで歩いて何分?」を把握する方法として、1分=80メートルという基準と、オンラインで距離を測定できるサービス「キョリ測」を紹介した。今回はアナログ地図を愛用する方に便利な、距離測定の専用ツールを紹介しよう。 - A4用紙で自分だけのメモ帳を作る
「1ページ目は表紙で、2ページ目はリスト、3ページ目からはカレンダーがいいかなぁ」――。そんな感じで自分だけのメモ帳を簡単に作れるのがWebサイトが「PocketMod」だ。 - プリンタ用紙を節約できるソフト
資源節約でしばしばいわれるのは「無駄な印刷をするな」なわけだが、精神論ではなく実際に印刷コストを下げられるソフトウェアを使うのがいい。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.