作業記録の習慣を続けるには?【問題編】:シゴトハック研究所
有用なシゴトハックの一例として「作業記録を使った時間管理」があります。しかし、いつの間にかやらなくなってしまった……という経験はありませんか?
マサヨシ課長から「シゴトハック」を思いつくためのコツを解説された、ヒロシ主任とタカフミ君、そしてカホコさん(5月25日の記事参照)。さっそく自分たちでも、何か1つシゴトハックを作ってみようということで、アイデアを出し合っています。
タカフミ君 せっかくだから、明日からすぐに始められるくらいのものがいいですよね。
ヒロシ主任 そうだよね。あんまり凝った仕組みを作っても、作るだけでお腹いっぱいになってしまいそうだし。カホコさんは何かいいテーマはある?
カホコさん そうですねー、やっぱりなんといっても時間管理じゃないでしょうか。
タカフミ君 あー、確かに! 時間管理は永遠の課題ですよね。
ヒロシ主任 同感。そういえば、以前も時間の見積もり方法についてノリオ課長にアドバイスをもらったりしたよね(2006年7月27日の記事参照)。
タカフミ君 あぁ、Excelを使って作業記録をつける方法ですね。
ヒロシ主任 そうそう、使途不明時間が多くて困っている時に、あの方法は打ってつけなんだよね(2006年8月3日の記事参照)。
タカフミ君 でも、しばらく続けたんですけど、いつの間にかやらなくなってしまうんですよね。やれば効果が上がるのは分かっているんですけど……。
ヒロシ主任 ホント、分かっちゃいるけど、やっぱりできない。
タカフミ君 あと、「SlimTimer」を使うという方法もありましたよね(2007年3月16日の記事参照)。
ヒロシ主任 あったねー。最初は使ってたけど、今は……。
ノリオ課長 じゃぁ、どうすれば続けられるだろう?
タカフミ君 あ、課長! そうなんです、まさにいかに続けるかが課題なんです。
ヒロシ主任 振り返ってみると、効果を実感できるまでに時間がかかるというか……。
タカフミ君 そうですね、1日の終わりにようやく効果を実感できるんですけど、それまでの道のりが長く険しいわけで。
ノリオ課長 なるほど「収穫」まで時間がかかりすぎるということだね。そうしたら、もう少し現実的で身近なところに「果実」を用意したらどうだろう?
ヒロシ主任 え? それはどういうことですか?
ノリオ課長 うん、それを知るためには2人で協力しあう必要があるかな。
筆者:大橋悦夫
仕事を楽しくする研究日誌「シゴタノ!」管理人。日々の仕事を楽しくするためのヒントやアイデアを毎日紹介するほか「言葉にこだわるエンジニア」をモットーに、Webサイト構築・運営、システム企画・開発、各種執筆・セミナーなど幅広く活動中。近著に『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『「手帳ブログ」のススメ』がある。
関連記事
- シゴトハック研究所 バックナンバー
- シゴトハックを思いつくためのコツは?(2)【解決編】
思わずゴミ箱に腰掛けてしまう……。こんな欲求を喚起するものをアフォーダンスと呼びます。思わずやる気になるような工夫を仕事に施しておくことで、アフォーダンスの後押しを得て、仕事に入っていくことができるはずです。 - シゴトハックを思いつくためのコツは?【解決編】
仕事のうまいやり方を考え出すためには、観察を通じて“原則”をあぶり出すことが重要です。具体的にうまくいったやり方を抽象化してコツをつかんでいきましょう。 - 「連休明けシンドローム」を克服するには?【解決編】
連休明けは普段より気分も足取りも重いもの。しかし普段のリズムが途切れたことを利用して、新しい仕事に取りかかる方法もあります。 - 「連休明けシンドローム」を克服するには?【問題編】
GW明けのIT商事。連休をどう過ごしたかについて語り合う中、タカフミ君だけが沈んでいるようです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.